「中国製造」がクリスマス・ショッピングシーズンの海外市場占拠―中国メディア

人民網日本語版    
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年に一度のクリスマスのショッピングシーズンがやって来た。中国の消費者はネット通販に夢中になり、海外の消費者もこの時期の過ごし方が少しずつ変化している。

年に一度のクリスマスのショッピングシーズンがやって来た。中国の消費者はネット通販に夢中になり、海外の消費者もこの時期の過ごし方が少しずつ変化している。参考消息網が伝えた。

■中国越境ECがサンタクロースをお手伝い

香港紙・大公報によると、中国の越境ECが多くの海外市場を占拠できた理由として、「中国製造」(メイド・イン・チャイナ)の優れた品質が重要な自信の源になったことが挙げられる。越境輸出EC企業の周牧(ジョウ・ムー)さんは、「過去3年間の模索の時期を経て、今では『中国製造』は自分のビジネスの飛躍的発展の基礎だと考えている。会社を義烏(浙江省)で設立したのは、ここが世界的な日用品の集散地で、優れた供給源を探すのに便利だったからだ。選択の幅が広く、供給源のどこか1社に問題が起きても、すぐに代わりを探すことができる」と率直に語った。

周さんは、「今年のクリスマスに売り出す黒いクリスマスツリーは、これまでにないカラーで、海外の若い消費者に人気があり、売れ筋の人気商品になった。商品第1弾はネットに上げて数日で完売した。現在は工場が急ピッチで追加生産中だ」と紹介した。

周さんは、「ここ1カ月ほど休みがない。毎日毎日、ネットの商品販促のページを書き換えたり、注文を受けたり、梱包したり、発送したりしている。海外の顧客の評価や反応をみると、越境ECでクリスマスプレゼントを買うことにした理由の1つは中国の多くの消費者と同じで、価格が実店舗よりも安いと考えたからだった。もう1つの理由は『中国製造』の選択肢が多く、品質も保証されていることを重視したからで、多くの顧客が商品が届いて見てみると実店舗で売っているものと変わりなかったと評価する」と述べた。

また周さんによると、1カ月前にネットに上げたクリスマス関連の商品は、クリスマスの飾り、トナカイのぬいぐるみ、クリスマスカード、ミニクリスマスツリー、クリスマスライトなど、どれも売り上げが大幅に増加している。またプレゼントにぴったりの商品や日常生活用品の売り上げも目立って増加しているという。

■新興市場のポテンシャルは巨大

報道によると、「ブラックフライデー」が西洋のクリスマス・ショッピングシーズンの始まりを告げ、その後にくる「サイバーマンデー」はここ数年に海外で新たに発展したネット通販の販促シーズンだという。ネットデータコンサルティング会社のアドビアナリティクスがまとめた統計では、今年の「ブラックフライデー」当日に、米国のオンライン売上高は62億ドルに達し、前年同期比23%増加した。「サイバーマンデー」のオンライン商品売上高はさらに79億ドルに達して同19.3%増加し、米国の単日の商品売上高の記録を更新した。

A株市場に上場する越境ECの跨境通が発表したデータでは、今年の「ブラックフライデー」イベント期間に、深セン環球易購電子商務有限公司の総取引額(GMV)が同45%増の14億元(約224億円)を突破し、このうち自社ショッピングプラットフォームのGeraBestの売り上げは同55%増加し、自社アパレル商品ステーションの総売り上げは同40%増加した。世界中に2000万人近い利用者がいる敦煌網は「サイバーマンデー」イベント当日の総売り上げが同57%増加して新記録を達成し、イベント開始後13時間で昨年の1日分を上回った。

環珠易購の関係責任者は、「今年の『ブラックフライデー』と『サイバーマンデー』のショッピングシーズンはここ数年で最高の売り上げになり、売り手の参加も最も多いシーズンになった。現在の状況から考えて、クリスマスショッピングシーズン全体の売り上げはまだまだ伸びるとみられる。ますます多くの中国越境輸出企業がこうしたシーズンが中国の『ダブル11』(11月11日のネット通販イベント)や『ダブル12』(12月12日のネット通販イベント)に匹敵する販売促進のよいタイミングであることを認識するようになったため、在庫準備、営業販売戦略、物流の保障など多方面で念入りに準備を行った」と説明した。

また跨境通のデータから、今年は欧米などの成熟した市場のほか、中欧、東欧、アフリカなどの新興市場も非常に強い消費能力を発揮していることがわかる。「ブラックフライデー」期間には、インドやフィリピンなどの新興市場の売り上げが同470%増加し、オランダ、ベルギー、オーストリア、ポルトガルは同68.9%増加した。環球易購の駱●雯(ルオ・ジンウェン、●は青へんに見)ブランドディレクターは、「年初以来、傘下のGearBestを代表とする自前のプラットフォームがインド、モロッコ、ギリシャ、ハンガリーなどのサイトに続々進出し、南アジア、北アフリカ、東欧などの市場進出にも力を入れている。こうした新興市場のポテンシャルを高く評価している」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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