【CRI時評】中国の改革開放…検証、参画、貢献、そしてシェア

CRI online    2018年12月19日(水) 23時5分

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 1978年に始まった改革開放は中国を深く変革しただけでなく、世界にも深い影響を与えた。中国は過去40年の発展の成果を振り返る時、中国を支持し助けてくれた外国人のことを忘れるわけにはいかない。 改革開放40周年記念大会で、中国の習近平国家主席は重要演説を行い、中国の改革開放と現代...

 1978年に始まった改革開放は中国を深く変革しただけでなく、世界にも深い影響を与えた。中国は過去40年の発展の成果を振り返る時、中国を支持し助けてくれた外国人のことを忘れるわけにはいかない。

 改革開放40周年記念大会で、中国の習近平国家主席は重要演説を行い、中国の改革開放と現代化建設に心を寄せ支持してくれたすべての外国の友と世界各国の人民に、心からの謝意を述べた。同時に、外国人の友人10人への「中国改革友誼勲章」の授与が行われた。その中には、中国の電子工業の発展に貢献した松下幸之助氏、SARS・新型肺炎など重大な公共衛生事件への対応で中国を支援したアラン・メリュー氏(Alain Merieux)、中国の世界経済への融合に貢献したクラウス・シュヴァープ氏(Klaus Schwab)、オリンピックという大ファミリーへの中国の復帰を推進したサマランチ氏(Juan Antonio Samaranch)……。これらさまざまな国の叙勲者に、同じ名が冠せられることになった。中国改革開放の証人・貢献者だ。

 中国が40年前に改革開放を決定した時、10年に及ぶ内乱で受けた傷により中国経済は崩壊の瀬戸際にあり、あらゆる事業は再建せねばならない状態だった。一方、中国国外では科学技術が日進月歩の状態で、世界経済はまさに急速な発展を遂げていた。知識を吸収し、優秀な人材と経験を導入することは、改革開放初期の中国にとってはどうしても必要だった。

 例えば、ドイツ人の企業管理専門家であるヴェルナー・ゲーリッヒ氏(Werner Gerich)は、中国が改革開放に着手して初めて招へいした「外国人工場長」だった。ゲーリッヒ氏は要請を受け1984年に武漢柴油機廠(武漢ディーゼルエンジン工場)の責任者に就任して以来、品質と市場を中核に据える経営理念を企業管理に導入した。同工場は東南アジア7カ国に大量の輸出を行うようになり、中国の国有企業の管理体制に多大な影響を与えた。

 中国の改革開放に貢献をした外国人は実際のところ、何千人、何万人にも上る。前記10人の叙勲者はその中でも傑出した代表的人物であり、中国が世界に向けて開放したことのシンボルだった。彼らが中国の改革開放を推進するために行った仕事、事業、プロジェクトは中国の絶えまぬ発展の反映であり、世界との距離を縮めていく改革の歩みそのものだった。

 当然の結果として、発展する中国は世界に対しても多くの「嬉しい驚き」をもたらした。中国という巨大市場は、多くの多国籍企業にとって新たな成長ポイントになった。中国の世界経済の成長に対する貢献度は長年にわたり30%を上回った。2013年から17年の間、中国は「一帯一路」沿線国家に経済貿易協力区を築くことで、現地に20万人分を超える雇用をもたらした。2004年以来、中国が提供した国際的人道主義援助は延べ300件余りに達した。平均年間増加率は29.4%だ。

 今日、中国の改革開放は新たな地点から改めてスタートする。人口14億人近い巨大市場と、持続して変革しつづける土壌、絶え間なく改善されるビジネス環境……。中国は外国人と外国企業に、40年前と比べて明らかに大きく、明らかに多くの発展の空間とチャンスを提供する。中国の新たな段階の改革開放を検証・参画・シェアすることは、すべての外国人、外国企業にとって見逃すことのできないチャンスなのだ。(CRI論説員 盛玉紅)

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