米LAの“旭日旗”壁画の撤去に反発の声続出、韓国ネットからも「無理がある」

Record China    2018年12月20日(木) 12時10分

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18日、韓国・ニューシスは、米ロサンゼルスで波紋を呼んだ旭日旗壁画騒動をめぐり「当該壁画の撤去が保留された」と報じた。写真はロサンゼルス。

2018年12月18日、韓国・ニューシスは、米ロサンゼルス(LA)で波紋を呼んだ旭日旗壁画騒動をめぐり「当該壁画の撤去が保留された」と報じた。

今回物議を醸したのは、LAのコリアンタウンにある公立学校ロバート・F・ケネディコミュニティー・スクールの体育館の外壁に描かれている壁画。16年に行われた学校の壁画祭で画家ボー・スタントンさんが描いたものだという。記事は壁画について「旭日旗を連想させる放射状に広がる赤い光(※実際は青と赤の2色)が、人とヤシの木の周りに伸びている」と伝えているが、スタントンさんは「壁画の人は米国の有名女優の故エヴァ・ガードナーで、放射状の光は旭日旗を意味したものではない」と説明しているという。

しかし、LAのコリアンコミュニティーは先月、LA統一学区に対し書面で「作家の意図は分かるがこの壁画は旭日旗を連想させる」と抗議。これを受け教育区は、学校の冬休みとなる来月中に当該壁画を塗りつぶし、上から新しい壁画を描くことにしていた。

この決定に対し、壁画作家や検閲に反対する団体などから「表現の自由の侵害」という反発の声が続出。ジョン・F・ケネディ元大統領の弟で司法長官を務めたロバート・ケネディ元上院議員の息子からも撤去反対の意見が寄せられたという。これを受け、統一学区は現地時間の17日に「多くの反響があったため追加の議論が必要」と述べ、撤去計画をしばらく保留するとした。

これに韓国のネットユーザーからは「放射線状に広がる光を全部旭日旗と言うのは無理がある。フォーカスするためによく使われる技法だから」「『確実に旭日旗』というものだけ指摘して。似ているものにまで難癖をつけてたら国際社会から笑われてしまうぞ」「そのうちマケドニア共和国にも『国旗を変えろ』って言いそうな勢い」「色はどうであれ模様が同じなら旭日旗と主張か…。被害意識がすごい」「そんなこと言ったら、ファーウェイのロゴの方が旭日旗みたい。それなのになぜ不買運動をしないの?」などの声が寄せられており、今回はさすがに「無理がある」というのが正直な感想のようだ。

あるユーザーからは「旭日旗が韓国人に広く知られる前は、韓国社会に放射線状の光模様のデザインや絵がなかった。そしてマケドニアの国旗など全世界でよく描写されてることを知らないまま2000年代に入って旭日旗が広まり、『戦犯(旗)』と洗脳されてしまった。最近は同様の動き(=旭日旗だと決めつけて反対すること)が多い。これは深刻な状況」と警鐘を鳴らす声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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