【CRI時評】中国が「成功のパスワード」を発表、改革開放はさらに大きな奇跡を生む

CRI online    2018年12月18日(火) 20時35分

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 「中国の奇跡」「人類発展史上前列のない成果」……。これが、国際社会における中国の改革開放に対する一般的な評価だ。この奇跡は、どのようにして生み出されたのか? この奇跡は中国と世界に何をもたらしたのか? 中国で火曜日(18日)に開催された改革開放40周...

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 「中国の奇跡」「人類発展史上前列のない成果」……。これが、国際社会における中国の改革開放に対する一般的な評価だ。この奇跡は、どのようにして生み出されたのか? この奇跡は中国と世界に何をもたらしたのか? 中国で火曜日(18日)に開催された改革開放40周年記念大会で、習近平・中国共産党中央総書記兼国家主席は重要演説を行い、全面的かつ体系的に中国の改革開放の40年の歩みの歴史、獲得した成果、その意義と貴重な経験を振り返り、新たな時代に改革開放を改めて前進させていくことを広く呼びかけた。

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 演説は1万字以上に及ぶ長いもので、思想と理論・経済建設・民主政治・文化の発展・民生の改善・生態保護・国防と軍の現代化・平和的統一の大業・平和外交・党の建設という10の方面から、改革開放の40年の歴史的成果について率直かつ自信に満ちた総括と回顧を行った。世界はこの演説から、中国の改革開放の「成功のパスワード」を知るだけでなく、中国の指導者と中国人民がなぜ、改革開放を推進していこうという心の底からの決意と信念を抱いているかを、より強く感じることができるだろう。

 中国の改革開放における40年の変化を回顧してみよう。中国は国家経済が崩壊する瀬戸際の状態から、世界第2の経済体へと成長した。基本的な衣食住の問題に直面していた人民は、全国の住民1人当たりの可処分所得が2万6000元に達する状態になった……。中国はわずか40年で、この歴史的な巨大な変化を達成した。米国人学者であるサミュエル・ハンティントン氏が、「改革開放は中国の運命を、近代開始以来の『下り坂』から徹底的に飛翔させた」と驚嘆している。

 中国人はどうして、不可能を可能にできたのだろうか? 習近平主席は演説で、「全党と全国の各民族人民の勤勉さ、知恵、勇気が生み出したものだ!」と断言した。習主席は9つの分野を挙げ、中国が40年間の改革開放で獲得した貴重な経験を総括し、その経験を、中国が未来へと前進する道において必ずや堅持せねばならないきわめて重要な指導原則とするよう求めた。

 国際社会が、この9つの分野における貴重な経験に最も強い関心を持つであろうことは疑いがない。中でも、中国が改革・発展・安定の三者関係を処理してきた経験は、発展途上国にとって参考とする価値が特に大きい。というのは、統計によれば1980年代以来、計画経済または計画経済に類似する経済から市場経済へと路線を変更したアジア・ヨーロッパの国は約30カ国に上る。しかし1997年になっても、経済路線を変更した国のほとんどが、GDPを1989年の水準に回復させることができていなかった。重要な原因のひとつが、経済の転換に際して改革・発展・安定の関係を適切に処理できなかったことだからだ。

 40年の歩みを経て、今日の中国の改革開放は改めて、新たな歴史の出発点に立つことになった。第一に、中国共産党第19回全国代表大会が、まず小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に達成し、次に社会主義現代化を基本的に実現し、さらに社会主義現代化強国を作り上げるという戦略目標を定めていることがある。次に、全世界で保護主義や一国主義が台頭し、経済のグローバル化が逆風に遭遇している中で、中国の発展についての外部環境の不確実性が増大していることがある。

 中国は、5000年以上の文明の歴史を有し、13億人以上の人口を抱える大国が改革と発展を進めていくためには、「信奉・信念・確信」さらに徹底的な努力がどうしても必要であることを熟知している。もし、中国が過去40年間に世界を感嘆させる「奇跡」を創出したというのなら、これからの40年間ないしさらに長い時間に渡り、中国はノーベル経済学賞を受賞したロナルド・H・コース氏の予言を現実のものにするだろう。それは「開放され寛容で、自信を持ち刷新的な中国が、世界にさらに大きな驚嘆をもたらす」ということだ。(CRI論説員 盛玉紅)

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