仏教寺院などの改修プロジェクト「党と政府の配慮を理解せよ」―チベット自治区

Record China    2012年12月7日(金) 16時54分

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4日、中国・チベット自治区で宗教建築・宗教施設の改修プロジェクトが立ち上がった。「民意を結集、安定を維持するプロジェクト」と銘打っている。写真は同自治区ラサ市のポタラ宮。

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2012年12月4日、中国・チベット自治区で宗教建築・宗教施設の改修プロジェクトが立ち上がった。この日、ラサ市で起工式が行われている。西蔵日報の報道を、米華字ニュースサイト・多維新聞が5日付で伝えた。

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「民意を結集、安定を維持するプロジェクト」と銘打ったこの施策。同地に居住するチベット族の多くが信仰するチベット仏教の寺院などを改修するが、行政側はこれらの宗教施設に「僧侶の教育を強化し、中国共産党と政府の配慮とあたたかさを実感してもらうように」と求めている。

2011年から5年にわたる「第12次五カ年計画(十二五)」の一環。「チベットの経済・社会発展を支援する建設プロジェクト計画法案」に含まれるプロジェクトで、2億元(約26億円)を投じて215カ所の宗教施設に着手する。

政府によるこうした改修事業は、1989〜1994年の間に5500万元(約7億2200万円)をかけて行われたポタラ宮の改修工事、2002年から3億3000万元(約4億3300万円)をかけて現在も続いているチベット自治区の三大重要文化財の改修工事などがある。ポタラ宮(ラサ市)は、チベットの政治的・宗教的な中心としての役割が置かれた宮殿で、紀元前7世紀ごろに造られた。(翻訳・編集/愛玉)

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