中国の4000万人が睡眠時無呼吸症候群の恐れ―北京市衛生局

Record China    2007年3月23日(金) 19時55分

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現在、中国では約4000万人が睡眠時無呼吸症候群という「夜の殺人」の脅威にさらされているという。

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2007年3月21日、「世界睡眠デー」のこの日、北京市衛生局が発表した健康報告書によると、中国では現在、約4000万人が睡眠時無呼吸症候群という「夜の殺人」の脅威にさらされているという。

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現在、中国に限らず世界中の42.5%の人が不眠問題を抱えている。しかし、問題視されているのは、不眠に悩まされている人の80%がそれを病気と認知せず、治療経験がないことだ。市衛生局のスポークスマン・トウ小虹氏によれば、いびきは睡眠時に呼吸を妨げている臨床表現であり、中国国内での発病率はおよそ15%前後だと語る。睡眠中いびきをかく人は呼吸停止状態が現れやすく、医学名称では「睡眠時無呼吸症候群」と呼ぶ。

時事通信社『家庭の医学』によると、「睡眠時無呼吸症候群」は、いびきなどの症状のほかに、睡眠中にたびたび息がとまる(無呼吸)ことにより、十分な睡眠状態が得られず昼間の眠気や全身の倦怠感などの症状が出て、交通事故のもととなったり、心臓や脳の血管障害を引き起こす。中国では、睡眠中にいびきをかく人のおよそ5人に1人がこの病気を患っていると推定されている。

トウ氏は、もし不眠症になったら、まず専門医を訪れてカウンセリングを受けるべきだと語る。不眠の原因となる要素を取り除くことで、患者の大多数が睡眠問題に明確な改善が見られるという。さらにトウ氏は、薬物治療が必要な場合は、必ず専門医が選んだ薬を使用するべきで、副作用が少なく短時間で効き目があり、依存症、後遺症のない薬を選ぶのがよいとコメントした。

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