2012年12月4日、ウォール・ストリート・ジャーナル中国語版は記事「中国、マカオのカジノ産業の監督を強化」を掲載した。

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ラスベガスを超え、世界一のギャンブルの都となったマカオ。今、中国政府はそのマカオのカジノ産業に対する監視を強化している。関係者によると、過去数週間で中国本土及びマカオ警察はマカオ三大カジノ仲介企業の従業員を逮捕している。

マカオのカジノは単なる娯楽ではなく、汚職官僚によるマネーロンダリングの場としても使われている。マカオのカジノ企業によると、中国警察は顧客の資金の流れに監視を強めているという。

習近平（シー・ジンピン）総書記は就任演説で汚職撲滅を主要課題として挙げた。実際のところ、その就任前からマカオには異変が起きている。右肩上がりで成長を続けてきたマカオのカジノ産業。今年第3四半期、一般顧客向けの営業収入は前年同期比27％と成長をキープしたが、汚職官僚を含む大口顧客向けのVIP業務は1．1％減と2009年以来となるマイナスを記録した。（翻訳・編集/KT）