ノーベル文学賞の莫言氏、人民服など5着持ってストックホルムへ―中国メディア

Record China    2012年12月5日(水) 13時31分

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5日、今年10月にノーベル文学賞の受賞が決まった中国の作家・莫言氏は、スウェーデンのストックホルムで今月10日に開催される授賞式に参加するため、夫人や娘と北京首都空港から出発。写真は莫言氏。

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2012年12月5日、今年10月にノーベル文学賞の受賞が決まった中国の作家・莫言(モー・イエン)氏は、スウェーデンのストックホルムで今月10日に開催される授賞式に参加するため、杜勤蘭(ドゥ・チンラン)夫人や娘で助手を務める管笑笑(グワン・シャオシャオ)さんらと北京首都空港から出発。中国のネット上で最近話題になっていた「授賞式に参加する際に着用する服」に関しては、中国伝統衣装の「人民服(中山装)」のほか、燕尾服(えんびふく)など5着を用意しているという。山東省の夕刊紙・斉魯晩報が報じた。

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授賞式を1週間後に控えた今月2日、莫言氏とスウェーデンに同行する山東省高密市文化広電新聞出版局の邵春生(シャオ・チュンション)局長は取材に対して、「莫氏が授賞式に参加するためのスウェーデンの旅の行程、日付、随行員などはすべて確定した」と話していた。

■これを機に高密市の文化を宣伝

邵局長は2日夜、取材に対して、「自身が莫氏と共にスウェーデンに行くのは、授賞式に参加する以外に、この機会を通して、世界に高密市の文化を宣伝するのが目的」と指摘。

また、「12月5日に北京から出発する。一緒に行くのは、莫氏本人以外に杜夫人や娘さんの管さん、莫氏の英語、ロシア語、スペイン語などの通訳数人など計10人」と明かした。さらに、「莫氏は、燕尾服のほか、人民服やスーツなど5着を用意し、さまざまな場面に対応できるよう、十分の準備をしている」と話した。

莫氏は同日に出発した後、6日にスウェーデンに到着し、7〜9日間の滞在を予定。7日から講演の予定が入っており、滞在中、重要な大学での講演3回を含む、3〜4回の講演が予定されているなど過密スケジュール。ここ数日莫氏の携帯の電源がずっと切られていたのは、これら学術講演の準備を行っていたからだという。

■スウェーデン「出迎えに周到な準備」

莫氏を迎えるスウェーデン側の情報に関して、現地中国語新聞の唐兵(タン・ビン)・記者は2日夜、取材に対して、「莫氏がストックホルム到着するのを、ノーベル賞組織委員会が派遣したスタッフやスウェーデン外交部の大使館スタッフらが空港で出迎え、莫氏の滞在期間中ずっと付き添う予定」と語り、周到な準備がなされていることを強調した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/内山

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