2018年12月20日、北京日報によると、幹部逮捕で世界の注目を浴びる中国の通信機器大手・華為技術（ファーウェイ）に日本の一般市民から応援の手紙が寄せられた。

手紙の送付先はファーウェイ・ジャパンの東京本部（東京都千代田区）。届いたのは17日とのことだという。記事には封筒と書面（一部）の写真が掲載されており、孟晩舟（モン・ワンジョウ）副会長兼最高財務責任者（CFO）がカナダで逮捕されたことへの気持ちがつづられているのが見て取れる。

記事によると、差出人は小規模企業の責任者で、孟氏の身に起きた出来事を大変悲しく思っていること、宮城県在住の友人から「2011年の大震災で他の会社が去っていく中、ファーウェイの従業員は危険がなくなっていない状況下で被災地に入り、壊れた通信設備を緊急修理してくれた」との話を聞いたことなどが記されているという。差出人はまた、「われわれに支援の手を差し伸べてくれた企業に対する国の力による一方的排除というやり方をつらく思う。一人の日本人として恥ずかしい」「日中両国は相互尊重、友好関係をより深めるべき」との考えも示しているそうだ。（翻訳・編集/野谷）