旅行の主力群は1990年代生まれ、目的地は主に国内に

人民網日本語版    2018年12月14日(金) 21時50分

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民泊予約サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」は上海で13日、「2018年中国旅行白書」を発表した。

民泊予約サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」は上海で13日、「2018年中国旅行白書」を発表した。白書の統計データから、「90後」(1990年代生まれ)が旅行の主力群となり、旅行目的地は主に国内であることが明らかになった。中国新聞網が伝えた。

白書の概要は以下の通り。

「90後」のうち、「一人旅が好き」と答えた人は3割あまりで、「2~3人のグループで旅行に出る」とした人は6割以上を占めた。旅行目的地は、主に国内で、国内の人気目的地トップ10は、順に、上海、成都、北京、広州重慶杭州、南京、西安、厦門(アモイ)、蘇州だった。また、Airbnbに登録している民泊オーナーも、「80後(1980年代生まれ)」と「90後」が中心で、女性が全体の約6割を占めている。

2018年は、家族旅行に対するニーズがかなり高かった。家族旅行が全体の30%を占め、「キッチン」と「洗濯機」は、宿泊する施設を選ぶ際の重要な条件となっていた。

国内旅行では、中国人旅行者の旅行に出る頻度は目に見えて増加し、短距離の近場への旅行が新たなブームとなった。高速鉄道・マイカー旅行が、周辺部の短距離旅行や週末のプチ旅行をけん引し、前年比約3倍増加した。北京-張家口、上海-蘇州・杭州、寧波-黄山、広州-佛山、深セン-珠海などが、短距離旅行のルートとして最も人気があった。

海外旅行は、引き続き大ブームとなっており、東南アジアへの人気が集中している。2018年、中国人の海外旅行者は、世界200以上の国家・地域に足跡を残し、3800以上の都市を訪れた。旅行目的地として東南アジアを選んだ人は過半数を占めた。

中国人旅行者の間で最も人気が高い海外旅行目的地トップ10は、順に、日本、米国、タイ、オーストラリア英国、韓国、カナダ、フランス、マレーシア、イタリアだった。

一帯一路(the Belt and Road)」沿線国への旅行も、依然人気が高い。中国人旅行者の間で最も人気が高い「一帯一路」沿線国トップ10は、順に、タイ、マレーシア、ベトナム、フィリピン、インドネシア、ロシアシンガポール、ギリシア、トルコ、スリランカだった。

Airbnbは13日、「中国人の2019年春節(中国の旧正月、2019年は2月5日)旅行傾向予測」も発表した。2019年春節連休中の中国人旅行者の海外旅行先は、世界88カ国・地域の618都市に及ぶ見通し。春節海外旅行の人気目的地トップ10は、順に、日本、タイ、米国、ニュージーランド、オーストラリア、マレーシア、韓国、フィリピン、シンガポール、スペインだった。

春節国内旅行の人気目的地トップ10は、順に、北京、広州、厦門(アモイ)、上海、三亜、杭州、成都、重慶、蘇州、大理。Airbnbの統計データによると、2018年下半期、同社の中国業務は約3倍増加する見込み。同社の国内旅行市場は、顕著な発展すう勢を示しており、すでに業務量全体の50%を上回った。

Airbnb中国総裁を務める彭韜氏は、「2018年、Airbnbは中国で急成長を遂げた。一線都市で着実な成長を維持したと同時に、二線・三線都市にも拡大した」と述べた。非一線都市における業務は爆発的に増加、うち成長スピードが最も速かった都市トップ10は、順に、深セン(4倍超)、厦門(アモイ)、長沙、貴陽、西安、珠海、桂林、秦皇島、麗江、哈爾浜(ハルビン)だった。(編集KM)

人民網日本語版」2018年12月14日

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