中米関係について王毅氏「人為的に新たな敵対国をつくる必要はない」

人民網日本語版    2018年12月12日(水) 19時20分

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外交部(外務省)ウェブサイトによると、王毅国務委員兼外交部長(外相)は11日「2018年の国際情勢と中国外交」シンポジウム開幕式に出席し、演説した。

外交部(外務省)ウェブサイトによると、王毅国務委員兼外交部長(外相)は11日「2018年の国際情勢と中国外交」シンポジウム開幕式に出席し、演説した。

王部長は「中米関係は世界に影響を与え、各国の利益にもかかわってくる。貿易摩擦を仕掛けるなどの米側のネガティブな動きに対して、中国側は国益と民族の尊厳と発展権を断固として守り、ルールを基礎とする多角的貿易体制を断固として守り、相互尊重・平等・誠実の対話解決方式を揺るぎなく遂行する。先般、習近平国家主席とトランプ大統領はG20サミット会期中に会談し、踏み込んだ戦略的意思疎通を行い、調整・協力・安定を基調とする中米関係の共同推進で合意し、中米間に存在する問題の解決、中米関係の健全な発展の推進のために計画を立てた。双方は経済・貿易問題について建設性に富む話し合いを行い、経済・貿易摩擦の一層の拡大と激化を効果的に阻止し、対話と協議による問題解決の軌道へと戻す後押しをし、協力・ウィンウィンを図るという共通目標を確立し、前向きでプラスの期待を対外発信した。もちろん、社会制度、歴史と文化、発展水準の異なる2つの大国である中米間に様々な溝が生じるのは免れがたく、現在の問題も一夜で解決するのは不可能だ。今年は中米の国交樹立コミュニケ発表40年、中国の改革開放始動40年でもある。この2つの大きな歴史的プロセスは世界に重要な影響を与えた。中国の改革開放が得た多大な成果は世界の人々の想像を遥かに超えるものだった。中米関係の遂げた多大な発展も当時の予想を遥かに超えるものだった。中米交流の40年間の風雨と起伏は、すでにわれわれに十分な教訓と啓示を与えた。これを1点にまとめるなら、『和すれば共に利し、争えば共に傷つく』だ。中米が協力すれば、両国に幸福をもたらし、世界に恩恵を及ぼす。中米が対立すれば、勝者はないうえ、世界に災いが及ぶ。中国は中国の特色ある社会主義の道を堅持し、自らの平和的発展を堅持し、各国との協力・ウィンウィンの実現を堅持する。米国はゼロサムゲームの悩みから抜け出し、中国の発展をもっと前向きに、肯定的に受け止め、互恵・ウィンウィンの空間と将来性を広げ続けるべきだ。人為的に新たな敵対国をつくる必要はない」と述べた。(編集NA)

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