サムスン、偽ブランドとのコラボを発表し批判浴びる

Record China    2018年12月13日(木) 7時10分

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11日、韓国・アジア経済は、サムスン電子が中国で「偽シュプリーム」とのコラボレーションを発表し非難を浴びていると報じた。写真は中国のサムスン店舗。

2018年12月11日、韓国・アジア経済は、サムスン電子が中国で「偽シュプリーム」とのコラボレーションを発表し非難を浴びていると報じた。

現地時間10日、米国IT専門媒体ザ・バージ(The Verge)などによると、サムスン電子中国法人はこの日、中国でギャラクシーA8sを発表した後、シュプリームとのコラボレーションを宣言した。

記事によると、問題はサムスン電子とコラボレーションをするシュプリームが、米国ではなくイタリアに本社を置く「偽シュプリーム」だという事実。この会社はイタリアで行われた本物のシュプリームとの訴訟で勝訴し、当該商標権使用について許可を受けたとされている。偽シュプリームは今回のコラボレーションをきっかけに、北京に直営店を構えるとの考えを示しているという。

香港の有名ファッション雑誌ハイプビーストは、サムスン電子と偽シュプリームのコラボレーションを非難した。ハイプビーストによると、本物のシュプリーム関係者は「これらの主張は図々しいうそであり、偽造組織により広まった」と述べている。ハイプビーストは韓国SNSアカウントでもサムスンとのコラボを否定したため、韓国内でも波紋が次第に広がっているという。

記事は、「サムスン電子はコラボ会社が本物のシュプリームではなく偽シュプリームであることを認識していたのかどうか明らかにしていない」と伝えている。ただ「いずれにせよ批判を免れるのは難しいだろう」とし、「偽シュプリームであることを知っていたならばブランド固有価値を無視したことになり、知らなかったのならば協業会社に対する慎重な検討がされていなかったということになる」と指摘している。

ザ・バージによると、サムスン電子中国法人デジタルマーケティングマネージャーのレオ・ラウ(Leo Lau)氏は、自身の中国版ツイッターウェイボー(weibo)に「本物のシュプリームとコラボしていない。サムスン電子のコラボ対象はシュプリームニューヨークではなくてシュプリームイタリア」と書いたが、現在は削除されている。

サムスン電子本社関係者はこれに対し、「当該パートナーシップは中国現地で進行中の件につき、現在詳しい事柄を確認中」と話したという。

これについて、韓国のネット上では「サムスンのような大企業がこんな事前調査すらまともにせずに仕事を進めるなんて」「確認中って、本社の承認なくそんなことを進行してもいいの?」「管理のサムスンが…。国全体がめちゃくちゃになっていっている気がする」と、偽シュプリームよりもサムスンへの失望の声が多く上がっている。(翻訳・編集/仲野)

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