2018年12月11日、環球時報はロイター通信の報道として、カナダの元外交官のマイケル・コブリグ氏が中国で拘束されたとの情報を報じた。

記事は、「コブリグ氏が顧問を務める国際危機グループ（ICG）が11日、中国政府によるコブリグ氏拘束を発表した」と説明。「ICGはコブリグ氏に関するより多くの情報を求めると同時に、早急の釈放を希望するとの声明を出している」とし、「ロイターによると、中国外交部と公安部は事件に対してコメントしておらず、拘留原因は明らかになっていない」などと伝えた。

コブリグ氏は外交官として北京、香港で勤務したことがあり、中国語の標準語も話せるそうだ。昨年加わったICGでは中国、日本、朝鮮半島の外交問題や世界の安全保障問題などを研究。中国に対しては強硬姿勢を見せているという。

12日の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）の検索キーワードランキングで、「カナダの元外交官拘束」は一時、1位になった。（翻訳・編集/野谷）