領土主張の新パスポート問題で中国を批判、「争いを悪化させるのみ」―インドネシア

Record China    2012年12月1日(土) 17時31分

拡大

11月30日、南シナ海など係争地の領有を示す地図を掲載した中国の新版パスポートが、領有権を争う直接の関係国だけでなく、周辺国の批判も引き起こしている。

(1 / 2 枚)

2012年11月30日、南シナ海など係争地の領有を示す地図を掲載した中国の新版パスポートが、領有権を争う直接の関係国だけでなく、周辺国の批判も引き起こしている。インドネシア政府は、中国のやり方は争いを悪化させる可能性があるとの考えを中国政府に伝達するという。環球時報(電子版)が伝えた。

その他の写真

インドネシアのマルティ外相は「こうしたやり方は逆効果で、紛争の解決にはまったく役立たないだろう。中国政府が関係国の反応を見るための行為であり、誠意に欠ける」と批判した。

こうした動きに対し、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は28日の定例記者会見で、関連各国に対し、新版パスポートの地図について深読みしすぎないよう求め、中国は引き続き関連各国と意思の疎通を図り、健全な外交の発展を促進していくと主張した。

また、中国外交部はこれより先に、「新版パスポートのデザインはいかなる国にも照準を合わせたものではないため、関係国は理性的に対応してほしい。中国も関連国との対話を維持し、各国人員の正常な往来を確保することに同意する」と強調していた。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携