8万tものスラグで地盤固め―国家体育館

Record China    2007年3月23日(金) 17時27分

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2008年オリンピックの体操競技の会場となる国家体育館、このほど北京の製鉄会社、首都鋼鉄から8万tものスラグが運び込まれた。比重の重い土を地中に流し込み、地盤を固める。

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2007年3月21日、現在建設中の国家体育館の様子。この体育館は2008年北京オリンピックの体操競技会場となるが、今年10月の完成を目指し、建設が進んでいる。

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このほど北京の製鉄会社、首都鋼鉄から8万tもの鉱滓、スラグが運び込まれた。スラグは製鉄の際に出る固形の産業廃棄物。廃棄物が新築の体育館に運び入れられるのはなぜか?実は地盤を固める土として再利用される。

この周辺は地下水の水位が高く、建物が水の浮力を受けて浮かび上がってしまう恐れがある。施工時に2〜4メートルの土を地中に埋めこむ際に比重の重いスラグを使うことで土の重みを増し、地盤を固める工法を採用した。その結果、環境汚染を減らせただけでなく、コスト削減と工期の短縮が可能になったそうだ。

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