11月の中国CPIが2.2%上昇 上昇幅は前月比0.3p低下

人民網日本語版    2018年12月10日(月) 15時20分

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中国国家統計局がこのほど発表したデータによると、11月の全国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.2%上昇し、上昇幅は前月を0.3ポイント下回った。

中国国家統計局がこのほど発表したデータによると、11月の全国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.2%上昇し、上昇幅は前月を0.3ポイント下回った。野菜市場に十分な供給があったことが上昇幅縮小の一因だ。前月比では0.3%の低下だった。1-11月の平均CPIは前年同期比2.1%上昇だった。「北京日報」が伝えた。

前月と比較すると、10月のCPIは0.2%上昇したが、11月は0.3%低下した。11月の食品価格は1.2%低下し、非食品価格は0.1%低下した。国家統計局都市社会経済調査司の縄国慶シニア統計家の分析によると、「食品のうち、野菜市場に十分な供給があり、新鮮野菜価格が12.3%低下したことが、CPIを約0.33ポイント引き下げた。アフリカ豚コレラの影響で、一部産地がリスクを回避するため食肉処理を急いだことから、豚肉価格が0.6%低下した。牛肉、羊肉、新鮮果物の価格は上昇した」という。

農業農村部のモニタリングデータによると、11月の最後の1週間に、全国の生産地・消費地の卸売市場286カ所での野菜19種類の平均価格は1キログラムあたり2.89元(1元は約16.3円)で、前月比1.6%低下し、前年同月比1%上昇した。キュウリ、ニラ、青菜、インゲンの価格は前月比上昇幅が大きく、ピーマン、カリフラワー、トマト、キャベツ、大根の価格は同低下幅が大きかった。重点モニタリング対象の果物のうち、リンゴ(ふじ)、ブドウ(巨峰)、バナナの価格は前の週よりやや低下し、パイナップル、スイカは上昇した。

非食品価格をみると、ガソリンは同4.9%低下、ディーゼル油は同5.2%低下、航空券、観光、ホテル宿泊も軒並み低下した一方、衣類は同0.5%上昇して、CPIを約0.04ポイント引き上げた。

前年同月と比較すると、CPIは2.2%上昇し、上昇幅は前月を0.3ポイント下回った。このうち果物は13.3%上昇、卵は5.2%上昇、野菜は1.5%上昇し、この3品目でCPIを0.27ポイント引き上げた。豚肉価格は1.1%低下し、低下幅は6カ月連続で縮小した。(編集KS)

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