「尖閣諸島で始まり尖閣諸島で終わる」、丹羽大使が退任会見―中国メディア

Record China    2012年11月27日(火) 16時12分

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22日、日本政府は木寺昌人氏を次期駐中国大使に起用することを決めた。今月末の退任を前に丹羽宇一郎現大使が北京で記者会見を行い、日中関係は極めて厳しい時期にあると指摘した。写真は今年9月、北京で行われた日中国交正常化40周年記念イベントに出席する丹羽大使。

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2012年11月22日、日本政府は木寺昌人氏を次期駐中国大使に起用することを決めた。今月末の退任を前に丹羽宇一郎現大使が北京で記者会見を行い、日中関係は極めて厳しい時期にあると指摘した。中国中央テレビ(CCTV)ウェブサイトが伝えた。

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丹羽大使は自らの在任期間について「尖閣諸島で始まり、尖閣諸島で終わる」と述べた。丹羽大使は10年9月の尖閣諸島海域での日中漁船衝突事件の少し前に就任し、2年4カ月間大使を務めた。

現在の両国関係については「双方が大局に立ち、積極的に意志疎通をし、事態の発展を回避すべきだ。双方共に自制と責任の意識を持つべきだ」と表明した。

今月28日に帰国する丹羽大使は「今後はもう日中関係に貢献するすべもなくなる」と残念そうに述べた。

■丹羽大使在任中の大きな出来事

2010年

7月:就任

9月:尖閣諸島海域で日中漁船衝突事件

2011年

5月:温家宝首相が東日本大震災の被災地を訪問

9月:日本の人気グループSMAPが北京公演

12月:野田佳彦首相が訪中

2012年

4月:石原慎太郎氏が尖閣諸島の国有化を提言

6月:丹羽大使が石原発言を公に批判

7月:日本政府が尖閣諸島国有化の方針を決定

8月:香港の尖閣防衛活動家が尖閣諸島上陸

9月:日本政府が尖閣諸島を国有化

中国の深センなどで反日デモ

西宮伸一氏が次期駐中国大使に任命されるも急逝

日中国交正常化40周年記念式典が中止に

11月:木寺昌人氏が次期駐中国大使に

(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/内山

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