「そだねー」に「半端ないって」、世相反映した日本の流行語大賞発表―中国メディア

人民網日本語版    2018年12月6日(木) 18時0分

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今年の日本の世相を反映した言葉を選ぶ「2018ユーキャン新語・流行語大賞」が今月3日、発表された。写真は平昌五輪。

今年の日本の世相を反映した言葉を選ぶ「2018ユーキャン新語・流行語大賞」が今月3日、発表された。年間大賞には、平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表チームが試合中に話していた「そだねー」が選ばれた。その他、トップ10には、「eスポーツ」や「半端ないって」などが選ばれた。参考消息網が報じた。

日本経済新聞(電子版)の報道によると、「そだねー」が大賞に選ばれた理由は、「不寛容な時代といわれSNSでの反応を過剰に気にして疲弊する昨今、トップアスリートから発せられるのんびりとしたやりとりはほっとするひと時をもたらしてくれた」だった。

▼年間大賞「そだねー」

日本代表として平昌五輪の女子カーリングに参加した「LS北見」のメンバーが試合中に使用した言葉。「LS北見」は、北海道北見市を拠点として活動する女子カーリングチームで、「そだねー」は、北海道弁と言われ、日本の標準語とはイントネーションがやや異なる。そしてチームは見事、平昌五輪で銅メダルを獲得。五輪の同競技で日本がメダルを獲得したのはこれが初めてのことだった。メンバーの堂々とした戦いぶりや輝く笑顔は人々を感動させ、大いに注目を集めた。

▼「eスポーツ」

インドネシア・ジャカルタで開催された第18回アジア競技大会で、eスポーツが初めてデモンストレーション競技として実施された。米国や中国はeスポーツビジネスの中心地で、日本もeスポーツ産業の発展に力を入れている。関係者は現在、eスポーツが2020年東京五輪の正式種目となるよう働きかけている。

▼「(大迫)半端ないって」

サッカーW杯ロシア大会で活躍した大迫勇也選手を称賛する言葉。日本がコロンビアに2―1で勝利した試合で、大迫選手は決勝ゴールを決めた。当時、サポーターが「大迫半端ないって」と書かれた横断幕を掲げ、注目を集めた。

▼「おっさんずラブ」

「おっさんずラブ」はテレビ朝日系で今年4月に放送された男性の同性愛を描いたラブコメドラマ。田中圭演じる主人公の春田創一が、ピュアな恋心を抱く会社の上司である吉田鋼太郎演じる黒澤武蔵と、後輩でルームシェアしている林遣都演じる牧凌太から告白され、この奇妙な三角関係をめぐりストーリーが展開していく。最終回を目前にしたエピソード6と最終回のエピソード7が2週連続でTwitter世界トレンド1位となったほか、高視聴率を記録した。

▼「ご飯論法」

日本の国会でしばしばみられる論点をずらす話し方。法政大学キャリアデザイン学部教授の上西充子氏は政治家の「追及かわし」の手法を以下の対話を例に説明した。

A: 朝ご飯は食べなかったのですか?

B: ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが、それは黙っておく)。

A: 何も食べなかったのですね何も食べなかったんですね?

B: 何も、と聞かれましても、どこまでを食事の範囲に入れるかは、必ずしも明確ではありませんので。

A: では、何か食べたんですか?

B: お尋ねの趣旨が必ずしもわかりませんが、一般論で申し上げますと、朝食を摂る、というのは健康のために大切であります。

A: じゃあ、聞き方を変えましょう。ご飯、白米ですね、それは食べましたか?

B: そのように一つ一つのお尋ねに答えていくことになりますと、私の食生活をすべて開示しなければならないことになりますので、それはさすがに、そこまでお答えすることは、大臣としての業務に支障をきたしますので。

▼「災害級の暑さ」

日本は今夏、記録的な猛暑に見舞われた。総務省消防庁の統計によると、熱中症のため4月30日から9月30日までの約5カ月間に全国で9万5073人が救急搬送され、過去最多を更新した。また熱中症による死者の数も160人に達し、史上2番目の多さとなった。また、7月から8月にかけて各地の最高気温が35度以上となった。

7月23日、埼玉県熊谷市では気温41.1度を観測し、日本の観測史上最高を更新した。東京都青梅市でも気温が40.8度に達し、東京都内で気温が40度を超えたのはこれが初めてだった。

その他、「スーパーボランティア」や「奈良判定」、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」、「#Me Too」なども選ばれた。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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