米紙が再び温家宝氏に矛先、保険会社に便宜か―英メディア

Record China    2012年11月27日(火) 12時55分

拡大

25日、ニューヨーク・タイムズが再び中国の温家宝首相を取り巻く疑惑を伝える記事を掲載した。写真は温首相。

(1 / 2 枚)

2012年11月25日、BBC中国語サイトによると、ニューヨーク・タイムズが再び中国の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相の疑惑を報じる記事を掲載した。

その他の写真

記事によると、中国平安保険公司(会社)の馬明哲(マー・ミンジャー)会長は1999年秋、同社に対する大型金融会社分割の規定を緩和するよう政府に働きかけた。当時副首相だった温家宝氏と中国人民銀行の戴相龍(ダイ・シアンロン)総裁に直接の関与を求めたとされており、馬会長は書簡の中で「政府上層部で問題を調整するよう温家宝氏に働きかけた」と記しているという。

馬会長の働きかけが成功したことで、中国平安は会社分割を回避。温首相の親族が経営権を持つ企業が中国平安の株式を購入したのはその8カ月後のことであり、6500万ドル(約52億円)の投資はその後37億ドル(約2960億円)にまで膨れあがり、温首相の親族が巨額の利益を得たとみられ、すでに報じられている「巨額蓄財」でこの中国平安株が最大のものとなっている。

記事はまた、当時の温副首相と戴総裁が平安保険の分割免除を直接指示したかどうかは不明であり、温首相本人は親族が株式を保有していたことを知っていたかどうかも未だ不明だと強調している。なお、一連の報道により、中国政府が中国国内からニューヨーク・タイムズウェブサイトへのアクセスを遮断し、現在もアクセスできない状態が続いている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携