<続報>中国がパスポートで領土主張、ベトナムは「取消スタンプ」で対応―英メディア

Record China    2012年11月27日(火) 0時43分

拡大

25日、中国政府が周辺国と領有権で対立する地域を自国領土と記載した地図をパスポートに印刷・発給している問題で、ベトナムは中国国境の入国管理拠点で“拒否”する措置をとり始めた。写真は中国の電子パスポート。

(1 / 8 枚)

2012年11月25日、英BBC中国語版サイトによると、中国政府が周辺国と領有権で対立する地域を自国領土と記載した地図を新版旅券(パスポート)に印刷・発給している問題で、ベトナム当局はこのほど、中国国境の入国管理拠点で同パスポートを“拒否”する措置をとり始めた。問題のパスポートが出された場合は「取消」のスタンプを押し、改めて別の用紙で査証(ビザ)を発給するもの。パスポートのページに入国許可スタンプを押さないことで、中国政府に対し抗議する。

その他の写真

問題のパスポートに記載された地図は、ベトナムだけでなくインド、フィリピンなどと領有権を争っている地域をすべて「中国の領土」と表記している。これに対し、フィリピンのデルロサリオ外相は22日、中国側に厳重抗議。ベトナム外務省報道官はすでに中国政府に抗議し、記載内容の誤りを改めるよう求めたとしている。さらに、インドも反対を表明したほか、台湾当局も有名観光地の日月潭が中国のパスポートに記載されていることに反対の声を上げた。

これに対し中国当局は、新版パスポートは国際基準を満たしていると主張。各国に理性的な対応を求め、国際交流を阻害する行動を取らないよう要求している。(翻訳・編集/AA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携