日本商品「買った」のクチコミが前年比100万件以上増の744万件に―トレンドExpress調べ、中国SNSで

Record China    2018年12月7日(金) 8時50分

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トレンドExpressは5日、「2018年中国SNSクチコミ振り返りレポート」を発表した。日本商品を「買った」とするクチコミ総数は約744万件で前年よりも100万件以上増加したという。

ホットリンクグループのトレンドExpress(本社・東京都千代田区)は5日、中国の消費情報と中国SNSデータ(クチコミ)の分析ツールを提供する「中国トレンドExpress」を通じて2018年に「新浪微博(Weibo)」などの中国SNS上で「買った」と投稿された日本商品の情報を集計・分析し、商品名別・商品カテゴリ別などでランキングにまとめた「2018年中国SNSクチコミ振り返りレポート」を発表した。

日本商品を「買った」とするクチコミ総数は743万7227件で、前年の640万9892件から100万件以上増加した。商品カテゴリー別では「コスメ・美容」がトップで45%を占めた。続いて「衛生・健康」(15%)、「医薬品」(13%)だったという。「中国トレンドExpress」は、「肌に触れるモノ」「口に入るモノ」に対する日本商品への信頼の高さを表す結果と分析した。

「買った」とするクチコミ数が最も増えた商品カテゴリーは「ベビー・キッズ」で、前年比23.2ポイント増だった。中国では、子供向け商品について海外製品への人気が高まる場合が珍しくない。「安心・安全」を求める心理が時として大きく作用すると考えられる。

2018年に「買った」とする口コミが最も多かったのは、「ピジョン 薬用ローション(ももの葉)」だったという。上位商品の入れ替わりが激しい特徴があり、17年に1位だった「サンテFX」が上位20圏外に順位を落としたのに対し、同じ目薬類の「サンテ ボーティエ」はランクを6位上げて14位になったなどの現象が見られた。

「中国トレンドExpress」は編集長コメントとして、日本商品を紹介するKOLも増加し、KOLを通じてプロモーションを行うメーカーも増えたことや、日本在住者がほとんどであるソーシャルバイヤーが絶えず日本商品を中国にいる自分自身のフォロワーに発信したり詳しいレクチャーを行うなどの事情が重なり、中国の消費者が接する日本商品への情報が増加していると紹介。「前年とは異なる新しいよい商品」に目が向けられるなどと分析した。(翻訳・編集/如月隼人

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