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相次ぐ中国のマラソン騒動、背景に大会数の急増、「新しいことが必ず通過する段階」と中国メディア

配信日時:2018年12月8日(土) 11時30分
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中国のマラソン大会で騒動が相次ぐ背景について、中国メディアは大会数の急増があると分析。大会運営関係者に猛省を促すとともに、「新しいことが正しい方向へ向かうために必ず通過する段階」との見方も示している。写真は中国のマラソン大会。

2018年12月7日、中国のマラソン大会でランナーの不正や大会スタッフの問題行為などの騒動が相次いでいる。中国メディアは背景にマラソン大会の急増があると分析。大会運営関係者に猛省を促すとともに、「新しいことが正しい方向へ向かうために必ず通過する段階」との見方も示している。

中国広東省紙の南方日報によると、2017年に国家体育総局に登録されたマラソン大会は計1102レースで、参加者の規模は延べ498万人に達した。2015年の全国のレース数は134、14年はわずか51。20倍余りに急増している。

さらに国営新華社通信が伝えた「2018年全国陸上競技工作会議」の統計データによると、中国では11月2日までの時点で、参加者規模800人以上のマラソン・ロードレースと参加者規模300人以上のトレイルランニングレースが計1072回開催され、延べ530万人が参加した。

こうした中、11月18日の蘇州マラソン大会でレース中の中国人選手にスタッフが国旗を渡したことが問題となったほか、11月25日に深セン市で行われたハーフマラソン大会では「集団ショートカット」が発生。処分者は258人に上り、そのうち21人が大会から永久追放された。同じ日の浙江省紹興市のマラソン大会では、レース中に2度倒れて心肺蘇生術を受けたランナーが意識を取り戻すと再び走りだそうとして医療スタッフに止められる一幕があった。

南方日報は「一連の騒動の責任を大会運営側の未熟さに帰することはできる」とする一方で、「新しいことが正しい方向へ向かうために必ず通過する段階」と言及。「新しいことが爆発的に成長する際には、さまざまな問題を伴うものだ。マラソン大会で言えば、大会運営や管理の不備、過度の商業化、ルール無視などだ」などと“弁護”している。

新京報は「国内マラソンの発展を阻むなかれ」と訴える記事を掲載。「国内のマラソン大会で相次ぐ問題行為は熟考に値する。大会組織側の『非専門性』が大きな原因の一つだが、角度を変えて見ると『プロすぎる』面もある。それが示されるのが選手への国旗手渡しや写真撮影などだ。選手の利益や試合の規範性は忘れられている」と指摘した。

続発する不祥事には海外からも「極めて恥ずかしいこと」(米ワシントン・ポスト紙)などの批判が集まっている。新浪体育は「大会の数が急増するにつれ、中国マラソン大会は過度に密集化、商業化、コメディー化している。選手が各種ブランド名の入った旗を持つ様子はいつもの光景となっている。そうしたゆがんだ状況の中で、海外メディアは中国でのマラソンブームをやみくもに突っ走っていると形容している」と自省の弁を述べている。(編集/日向)

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