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日本を見よ!問題続出の中国マラソンには正しい軌道に戻してくれるスターが必要―中国メディア

配信日時:2018年12月6日(木) 8時0分
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5日、中国のマラソン大会でランナーの不正や大会スタッフの問題行為が相次ぐ中、澎湃新聞は「中国のマラソンを正しい軌道に戻してくれるスターが必要」と指摘する文章を掲載した。写真はレース中に国旗を手渡された中国選手。

2018年12月5日、中国のマラソン大会でランナーの不正や大会スタッフの問題行為が相次ぐ中、澎湃新聞は「中国のマラソンを正しい軌道に戻してくれるスターが必要」と指摘する上海体育学院関係者の文章を掲載した。以下はその概要。

中国のマラソン界が「ラストスパートする選手への国旗手渡し」「ランナー200人以上による不正」「ゴール直後の選手引っ張り」といった問題に揺れている。一方、他国で関心が寄せられているのは選手による突破と成績だ。

今月2日、アジアの男子マラソンの記録がまた塗り替えられた。バーレーンの選手が2時間4分43秒を叩き出したのだ。アジアでは日本も頻繁に記録を更新している。高岡寿成の2時間6分16秒から設楽悠太の2時間6分11秒、大迫傑の2時間5分50秒へとタイムは縮まった。井上大仁は8月のアジア大会でアジア記録を出したばかりの選手に競り勝って金メダルを手に入れ、「最強の公務員」川内優輝は4月のボストン・マラソンで1位になった。日本選手のボストン優勝は9度目だ。

ではアマチュア選手はどうだろう。大会開催数が大幅に伸びる中、国内選手のレベルは上がったが、日本と比べると差は大きい。今年の上海国際マラソンで3時間を切った選手は国内最多となる720人、大阪マラソンは1000人を超えた。東京マラソンでこうした選手が続々と出現することは言うまでもないだろう。一方、われわれは現在も大会組織側の至らなさやルール違反について討論を続けている。

中国マラソン界に必要なのは、スター選手による導きだ。バスケットボールの姚明(ヤオ・ミン)、テニスの李娜(リー・ナー)のように、選手が身をもって示すプロ意識や成績はマラソンを正常な軌道へと戻してくれる。そして日本には「マラソンの匠」、スター選手が確かに存在したのだ。

日本の「マラソンの父」と呼ばれる金栗四三氏は1911年に2時間32分45秒をマークし、当時の世界記録を更新した。日本マラソンの発展を推し進め、箱根駅伝開催などに貢献した人物でもある。金栗氏の名言「体力、気力、努力」は日本のマラソン愛好者に影響を与え続けた。金栗氏によって日本の長距離走、マラソンは特殊なスポーツ文化、社会現象となったのだ。

今、中国のマラソン界は政策的支援、企業の関心度、ランナーの熱意などから見て素晴らしい発展の時期を迎えている。より重要となるのは良好なマラソン環境を作り上げることだ。マラソン界全体の規範性を高めるには金栗氏のような人物の出現が求められる。さらに必要なのは着実に、そして努力をいとわない匠の精神だ。(翻訳・編集/野谷

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