採血しても検査せず結果出す…「不正」健診を業界関係者が暴露―中国

Record China    2018年12月5日(水) 12時20分

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5日、中国でこのほど、「中国の健康診断業界の大物が、業界内で行われている不正について暴露した」とする記事が注目を集めている。資料写真。

2018年12月5日、中国でこのほど、「中国の健康診断業界の大物が、業界内で行われている不正について暴露した」とする記事が注目を集めている。

中国中央テレビ(CCTV)のニュースサイトや、中国メディアの界面によると、中国の大手健康診断企業「愛康集団」の張黎剛(ジャン・リーガン)董事長兼CEOは2日、「2018チャイナ・アントレプレナー・サミット」で講演し、中国の一部の健康診断業者で、血液を採取しても検査することなく結果を出したり、看護師が医師と偽って検査を行ったりするなどの不正が行われていることを明らかにした。

張氏は、こうした背景には、企業が健康診断業者を選ぶ際、価格の安さだけに着目し、質の高さを重視しないことがあると指摘している。

界面は「特定の疾病の早期発見と早期診断には、定期的な健康診断が非常に重要だ。検査の質に問題があるとしたら、早期診断が無効になるだけでなく、すでに病気になっている患者の治療の遅れにもつながる。こうした健康診断業界の混乱した状況は、医療機関から監督管理当局に至るまで早急に重視すべき問題だ」と報じている。(翻訳・編集/柳川)

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