2018年12月4日、新浪体育は、フィギュアスケート・グランプリ（GP）ファイナル男子シングルに初出場する韓国の17歳チャ・ジュンファンに注目する記事を掲載した。

グランプリファイナルは、グランプリシリーズ6戦のうち任意の2戦に出場していずれも優秀な成績を収めた上位6人しか出場できない。カナダとフィンランドの2大会に出場していずれも銅メダルを獲得したチャは、男子シングルの韓国勢としては初めて、女子シングルを合わせると2009年のキム・ヨナ以来のファイナル出場となる。

チャはジュニア時代から頭角を現しており、2016‐17シーズンのグランプリファイナルで3位に入り、韓国の男子選手として初めてジュニアのグランプリファイナルで表彰台に立った。17‐18シーズンにシニアへ転向したが、このシーズンは当初かかとなどの故障に悩まされる。2月の平昌五輪では韓国五輪史上最高となる15位に入った。

「絶対王者」である羽生結弦がケガで欠場する今回のファイナルの優勝候補は、いずれもグランプリシリーズ2大会で優勝した宇野昌磨と米国のネイサン・チェン。記事は「宇野は4種類、チェンは5種類の4回転ジャンプを飛べるのに対し、チャはまだその域に達しておらず、ショートプログラムで1種類、フリーで2種類を飛ぶのが精いっぱい」と指摘。ファイナルでより高い順位を得るためには、「ハイリスクハイリターンなジャンプをしっかりと成功させるとともに、芸術性で技術点の不足を補う必要がある」と伝えた。（翻訳・編集/川尻）