イタリア旅行でマナー違反すると、想像以上に大変なことになります―中国メディア

Record China    2018年12月6日(木) 21時0分

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2日、澎湃新聞は「イタリア旅行でマナー違反すると想像以上の代償を払わされることになる」とする記事を掲載した。写真はミラノ大聖堂。

2018年12月2日、澎湃新聞は「イタリア旅行でマナー違反すると想像以上の代償を払わされることになる」とする記事を掲載した。

イタリアは長年にわたり世界中から旅行者を引きつけてきた観光大国である。しかし観光業の成長とともに観光客によるマナー違反も増え、イタリアにとって悩みの種となっているようだ。最近では、ローマのトレビの泉で自撮り場所をめぐってけんかに発展した2組の家族、映画「甘い生活」の名シーンを再現するために水の中に飛び込んだ旅行者がいた。

ひどいケースでは2015年にカナダ人観光客がフィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の天井でなんと「放尿」し、400ユーロ(約5万2000円)の罰金を支払った人や、14年にロシア人観光客が2000年の歴史を誇るローマのコロッセオの壁に自分の名前を掘った人もいて、これは20万ユーロ(約2600万円)の罰金と、4カ月の禁固刑にそれぞれ処せられている。

記事によると、こういったマナー違反を防ぎ住民の生活の質を守るためイタリア国内ではさまざまな新しい「禁令」が発出されているという。ローマではこれまで夏の間のみ路上での飲酒が禁じられていたが、最近は季節に限らず夜10時以降に路上でガラス瓶やグラスを持ち、アルコールでなくても飲み物を飲んだだけでも罰せられるのだという。一度警察に捕まれば、観光客は48時間以内のその地域の出入りを禁じられることもある。これを受けて、「バーの旅」を企画していた旅行会社などは「酒」に関わるスケジュールをやめざるを得ない状況になっているという。

また記事は、「トレビの泉ではコインなど物を投げ入れる行為やペットに泉の水を飲ませる行為なども罰金の対象となり、違反者は罰金が科せられ、トレビの泉への出入りを48時間禁止される」と紹介。街中で古代ローマ戦士のコスプレをしている「ニセ戦士」も罰金の対象になっているという。彼らは街で観光客と写真を撮り金銭を要求し、しばしば問題になっているというが、現在は観光客と有償で写真を撮ると400ユーロの罰金が科せられるという。

このほか、記事は「イタリアのビーチでニセのブランド品を買った観光客は7000ユーロ(約90万円)という本物のブランド品よりも高い罰金が科せられる」「フィレンツェでは昼と夜、路上での食事が禁止され、違反者には150~400ユーロの罰金が科せられるようになった」などと伝え、イタリアのこうした厳格なルールに「観光客をやる方も大変」と論じている。(翻訳・編集/和田)

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