朴前大統領の二の舞に?文大統領の「不通」に韓国ネットの不満高まる

Record China    2018年12月3日(月) 16時50分

拡大

3日、韓国・中央日報は「文在寅大統領が就任後3回目となる機内記者懇談会で韓国内の問題に一切言及しなかった」と伝え、「片手落ちの懇談会だった」と指摘した。写真は韓国大統領府。

2018年12月3日、韓国・中央日報は「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任後3回目となる機内記者懇談会で韓国内の問題に一切言及しなかった」と伝え、「片手落ちの懇談会だった」と指摘した。

文大統領は1日(現地時間)、主要20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれたアルゼンチンのブエノスアイレスから次の訪問国ニュージーランドに向かう空軍1号機内で記者懇談会を行った。文大統領は冒頭で「メディアの(G20など)多国間会議への関心が低い」と指摘し、「事前にどういう約束があったかは分からないが、国内の問題についての質問は受けない。外交に関してはどんな問題でも知っている範囲で回答する」と質問内容を制限した。

しかし懇談会では、ある記者が「文在寅政府3年目を迎え、経済分野でも成果を出すべきという声が高まっている」と経済関連の質問を試みた。すると文大統領は「それ以上話さなくていい」とし、「外交問題における来年度の目標なら、早期に米朝首脳会談を実現し、それを通して北朝鮮の非核化に画期的な進展をもたらすこと。それに伴い南北関係を共に発展させていくことが最も重要な課題」と述べたという。

次の記者も「韓国内で関心が高まっている問題について質問しないわけにいかない。短くてもよいから質問したい」と述べたが、文大統領は「短い質問も受け付けない」と拒否。さらに別の記者も「出国前にSNSで正義の国をつくると述べたことに関して説明してほしい」と求めたが、文大統領はこれにも「(質問を)外交に戻してほしい」と回答。ただ記者が「また回答に困るのか」とさらに問いかけると、「南北間の平和、完全な非核化を実現することも正義の国に含まれる」と述べたという。

これについて、大統領府関係者は「米韓首脳会談の後に文大統領に機内懇談会を提案したところ、快く引き受けてくれた」とし、「国内の問題については回答しないとの考えを事前に伝えそびれたため混乱が生じた」と説明したという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「不通の大統領」「彼が何を考えているのか分からない。不通の度合いは朴槿恵(パク・クネ)前大統領を超えた」「失望した。韓国内の問題に答えたくないなら韓国の大統領でいる資格はない」「外交は内政の延長なのに。国民を代表して記者が経済問題の質問をしたのだから、回答しないのは国民に対して失礼」「365日北朝鮮のことしか考えていないの?」「国民の生活には興味なく、自分のしたい話ばかり。最悪の大統領だ」「韓国の大統領が韓国の問題に解答できないっておかしくない?無能だとPRしているようなものだよ。今後は文大統領を北朝鮮の報道官と考えよう」「もう限界。弾劾に向けデモを開始する」など、文大統領への厳しい声が相次いで寄せられている。(翻訳・編集/堂本

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携