2018年12月2日、香港の俳優チョウ・ユンファ（周潤發）の姉で、写真家の周聡玲（チョウ・チュンリン）さんが、弟が死後に全資産を寄付することに賛成の意を示している。香港経済日報が伝えた。

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チョウ・ユンファより8歳年上、71歳の周聡玲さんは昆虫写真などで知られる写真家。このほどラジオ局・香港電台の番組に出演し、普段はめったに語らない弟についての思いを口にしている。

姉弟は香港の離島・ラマ島の出身だが、「あんな辺ぴな場所から、国際的スターが生まれた。しかもハリウッドにまで進出した香港のスターは多くない」と、周聡玲さんは弟の成功をうれしそうに語っている。しかし急に転がり込んだ幸運ではないこともよく知っており、「都会へ出て成功したのは本人の努力のたまもの」と、成功の裏には数々の苦労があったことも明かしている。

子どものいないチョウ・ユンファは自身の死後、全資産をチャリティーに寄付すると語っている。これについて周聡玲さんは、「善行をして、より多くの人に幸せをもたらすのは非常にいい。こういう博愛の精神が、この世にずっと続いていくことを願う。個人がお金を持っていても、この世で何の役にも立たない」とコメント。弟の決断への全面的な支持を示している。

周聡玲さんを含めて4人姉弟のチョウ・ユンファだが、多忙にもかかわらず自分が中心となり、頻繁に家族の集まりを開いているという。家族思いの弟について周聡玲さんは、「こうして自分を思ってくれる身内がいるのは、本当に幸せ。とても感謝している」と、思いを込めて語っている。（翻訳・編集/Mathilda）