粉ミルクを買おうとした中国系女性、店員に没収される、理由は…―豪州

Record China    2018年12月1日(土) 20時10分

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観察者網は11月29日、オーストラリア・シドニーにあるスーパーマーケットで、中国系オーストラリア人女性が乳児用粉ミルクを購入したところ、店員に没収されるトラブルが発生したと報じた。資料写真。

観察者網は11月29日、オーストラリア・シドニーにあるスーパーマーケットで、中国系オーストラリア人女性が乳児用粉ミルクを購入したところ、店員に没収されるトラブルが発生したと報じた。

現地時間22日午後8時ごろ、女性が現地のスーパーで買い物をし、レジの列に並んでいたところ、制服を着た店員がやって来て、粉ミルク缶2つを持って行ってしまった。女性が店員に理由を尋ねると、店員は「このミルクはオーストラリアの子ども用にとっておいたものだ」と回答したという。

公開された動画には、女性が「それは、うちの子がオーストラリアの子じゃないという意味か」と声を震わせながら聞いており、これに対して店員が無表情で「申し訳ありませんが、上司がダメだと言ってますので」と取り合わない様子が映っていた。

その後女性は「上司」という人物を呼び出して交渉し、結局「上司」は女性が粉ミルクを購入することに同意したという。

トラブルが起きた背景として、2015年に中国の個人輸入業者がオーストラリアで粉ミルクを大量に買い占める現象が発生し、同国政府が粉ミルクの不法輸出を取り締まる政策を打ち出したほか、スーパーも粉ミルク商品の購入制限を実施したことがあるようだ。

スーパーを運営する企業の広報担当者は、店のマネージャーがすでに女性と連絡を取り、謝罪をしたとコメントした。しかし女性は納得しておらず、公の場での謝罪を望んでいるという。(翻訳・編集/川尻

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