GPファイナル欠場の羽生結弦、波瀾万丈のストーリーがさらに彼を得難い存在にする―中国メディア

Record China    2018年11月30日(金) 14時40分

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29日、騰訊体育は「彼のために喜んだり泣いたりするのに慣れてしまった、羽生の波瀾万丈のストーリーがさらに彼を得難い存在にする」と題する記事を掲載した。写真は羽生結弦。

2018年11月29日、騰訊体育は「彼のために喜んだり泣いたりするのに慣れてしまった、羽生の波瀾(はらん)万丈のストーリーがさらに彼を得難い存在にする」と題する記事を掲載した。以下はその概要。

フィンランドロシアでの羽生の演技を見て、みんながファイナルで引き続き驚くほど美しい演技を楽しみにしていた中、羽生欠場の情報が入った。これによりファイナルの「魅力」は大きくそがれてしまったが、これも彼による波瀾万丈のストーリーの中で直面しなければならないワンシーンだと受け入れざるを得ない。

ロシア大会で足首を負傷してから、羽生がファイナルを欠場する伏線が張られた。彼にとってこのケガは初めてではない。すなわち、1年前には足首のケガで平昌五輪出場が危ぶまれながらも、無理を押して出場し連覇を達成した。この魂を揺さぶられるような「前例」を踏まえれば、今回欠場するというのも理性的な選択だというべきだろう。

前回も足首、今回も足首。一度靭帯(じんたい)をやってしまうと癖になるというが、これこそ今回の負傷で最も懸念すべき点だ。なぜなら、靭帯の損傷がくせになってしまえば、羽生は次の五輪に向けて爆弾を抱えて臨むことになる。その「爆弾」の威力は計り知れない。

24歳の羽生は、フィギュア選手としてはもう若くない。ケガが向き合わなければならない最大の難題だ。健康な体がなければ強い野望や闘志は湧き起らない。そして何より、羽生の周囲では宇野昌磨ら新世代の選手が虎視眈々(たんたん)とその座を狙っている。

滑るたびに記録を塗り替え、ため息が出るような演出を創造する羽生に歓呼し、感動の涙を流すことに慣れてきたわれわれだが、今後はおそらくケガとの苦しい戦いを見慣れることになるだろう。彼にとって北京冬季五輪への道に立ちはだかる最大の障害はケガだ。われわれは、彼がケガに打ちひしがれることなく、平坦で順調な道を歩むことを祈らずにはいられない。何と言っても、フィギュアの世界において彼は非常に得難い存在なのだから。(翻訳・編集/川尻

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