人民網日本語版 2018年11月29日(木) 1時0分
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国宝(特別天然記念物)のパンダと言えば、四川省の臥龍を思い出す人が多いだろう。ところが陝西省にも、パンダの多くの「切り札」がある。
国宝(特別天然記念物)のパンダと言えば、四川省の臥龍を思い出す人が多いだろう。ところが陝西省にも、パンダの多くの「切り札」がある。密度が最も高いパンダ生息地、最も希少な野生パンダ、「国宝の美人」、珍しい茶色パンダはいずれも陝西省にある。陝西省林業局はこのほど西安市で、秦嶺のパンダ保護研究の6大成果を発表した。科技日報が伝えた。
全国第4回パンダ調査結果によると、秦嶺のパンダの数は80年代の109頭から217%増の345頭に増加し、全国で最多となっている。100平方キロメートルあたりのパンダの数は10頭で、野外の個体群の密度で全国一となっている。生息地の面積も大幅に拡大した。秦嶺のパンダ生息地は、陝西省の5市・11県・27郷鎮を網羅しており、その面積は80年代の1037平方キロメートルから247%増の3600平方キロメートルに拡大し、潜在生息地の面積も2446平方キロメートルある。陝西省は各種自然保護区を32カ所設立しており、その総面積は5591平方キロメートルと陝西省内の秦嶺山脈の面積の10分の1を占めている。うちパンダ保護を中心とする保護区は16カ所、総面積は3500平方キロメートル。野生のパンダの76%、パンダ生息地の56%が厳重に保護されている。
秦嶺パンダ繁殖研究センターは整った人工繁殖技術体系を形成した。陝西省の18頭のパンダが18頭の赤ちゃんの出産・生存に成功し、人工飼育頭数は22頭にのぼる。世界第3位の人工飼育パンダ個体群基地を建設している。(編集YF)
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