中国侮辱騒動のD&Gが起死回生、バーゲンセールで「懐柔」に成功―韓国メディア

Record China    2019年1月29日(火) 10時40分

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28日、米華字メディア多維新聞によると、中国向けの宣伝動画で大きなバッシングを浴びたイタリアのファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナ(D&G)がすでに中国市場での危機を脱しつつあると韓国メディアが伝えた。写真はD&G。

2019年1月28日、米華字メディア多維新聞によると、中国向けの宣伝動画で大きなバッシングを浴びたイタリアのファッションブランド、ドルチェ&ガッバーナ(D&G)がすでに中国市場での危機を脱しつつあると韓国メディアが伝えた。

記事は、韓国・ニューシスの28日付報道を引用。D&Gが近頃中国で大型のバーゲンセールを開催したことについて、「この中国人消費者の『懐柔』作戦が十分に成功したようだ」と紹介。同ブランドの中国市場担当者が「40%引きの販促イベントで、販売額が大きく伸びた」と語ったことを紹介した。

D&Gは昨年11月、上海でのイベント向けにPR動画を制作、公開したが、中国人モデルが箸でピザなどのイタリア料理を食べようとするシーンや中国語なまりの英語を話すなどの演出により中国国内で大きな批判を浴びた。予定されていたイベントは中国の大物芸能人が続々と参加をボイコットしたことで中止に追い込まれた。

大バッシングを浴びながらもその後のバーゲンで中国人の心を取り戻すことに成功したD&Gについて、記事は中国メディア・華訊財経網の論評を紹介。「中国の消費者は熱しやすいが、喉元過ぎればすぐに熱さを忘れるため、多くの外国ブランドがそこに付け込んで中国市場を軽視している。また、中国人消費者が持つ『良いものは値段が高い』という考え方も、外国ブランドが中国市場で販売を増やし続ける大きな要因になっている」と伝えた。

一方でニューシスは「近頃、中国で出現し始めた若い消費者が、この風潮を変える可能性がある。彼らは品質に優れた中国製品を崇拝しており、国際的な著名ブランドに少なからぬ影響を与えている。例えば、一時は売り上げが急降下した中国の運動用品ブランド・李寧(リーニン)は、若い層の支持を得たことで昨年上半期の純利益が大きく増加した」としている。(翻訳・編集/川尻

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