なぜ日本人は缶コーヒーが好きなのか―中国メディア

Record China    2018年11月27日(火) 14時40分

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25日、新浪時尚は、「日本人は缶コーヒーを好んで飲む」とし、その理由について分析する記事を掲載した。

2018年11月25日、新浪時尚は、「日本人は缶コーヒーを好んで飲む」とし、その理由について分析する記事を掲載した。

記事はまず、「日本がコーヒー激戦区であることはよく知られている。スターバックスやブルーボトルのような大手チェーン店から個人経営のカフェまで、コーヒー店の数と品質で、日本は世界トップクラスだ」と指摘。日本コーヒー協会のデータを基に、「日本人は週に平均11杯のコーヒーを飲んでおり、このうち20%は缶コーヒー。1人当たり年間91本の缶コーヒーを飲んでいる」と紹介した。

その上で、「なぜ日本人はこんなにも缶コーヒーが好きなのか」と疑問を提起。その理由について、「低価格で便利であること」を挙げ、「通常130円前後で販売されている缶コーヒーは、学生でもサラリーマンでも毎日消費できる金額で、数多くあるコンビニや自動販売機も、缶コーヒーの普及に役立っている」とした。

続けて、「2017年冬に行われた調査によると、日本全国に5万5090軒のコンビニがあり、コンビニに入れば手軽に缶コーヒーを買える」と指摘。「日本では1974年にホットとコールド両用の自動販売機を発明し、これが缶コーヒーの消費量を押し上げた」と論じた。

「豊富な種類」も缶コーヒー人気の一助となっていると分析する。「現在、日本国内には30以上のメーカーが缶コーヒーを生産しており、缶コーヒーの種類は400種類を超える」と紹介。例えば、コカコーラのジョージアだけで、50種類近くの缶コーヒーを販売しているとした。

また、「これらの缶コーヒーは、単純にアメリカンやラテ、モカなどの区別だけではなく、焙煎の程度や糖分の含有量も細かく異なっている」と解説。「多くの人の目を引くため、メーカーは定期的に特色ある風味や地域限定、テーマのコーヒーをリリースしている」と伝え、例として新世紀エヴァンゲリオンをテーマにした缶コーヒーや、脂肪を消費しやすい缶コーヒーなどがあると紹介した。

記事は、「最も重要なことは、低価格のコーヒーでありながら、缶コーヒーは確かにおいしいということだ」と指摘。「メーカーは密封焙煎など新技術を常に研究開発しており、牛乳やコーヒー豆にこだわるなど、常にコーヒーの品質向上に努めていることも、多くの消費者から支持される理由となっている」と分析した。

そして、「缶コーヒーの発明は、時間がない人のために提供する便宜上の措置だったのが、日本人の絶え間ない技術開発によって、最終的に独自の文化へと発展した」とまとめた。(翻訳・編集/山中)

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