台湾・蔡総統、各政党は92年コンセンサスについて語るなと呼びかけ―中国メディア

Record China    2019年1月6日(日) 16時40分

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5日、環球網は、台湾メディアの報道を引用し、台湾の蔡英文総統が、各政党に対して92年コンセンサスについて語らないよう呼びかけたと伝えた。写真は蔡総統。

2019年1月5日、環球網は、台湾メディアの報道を引用し、台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が、各政党に対して92年コンセンサスについて語らないよう呼びかけたと伝えた。

記事は、ロイター通信の報道を引用した中央社の記事を引用。「蔡総統が5日、外国メディアとの茶話会で、『国際社会がこの件について真剣にとらえ、われわれを支持し援助するとの声を出してくれることを希望する』と語った」と紹介。記事によると、蔡総統の言う「この件」とは、「中国が武力行使すると脅したこと」を指しているという。

さらに記事は、中央社が聯合早報の報道を引用し、「蔡総統は、台湾の各政党に対し92年コンセンサスについて語らないよう呼びかけた」と伝えたことも紹介した。記事では、これに対する台湾ネットユーザーの反応を紹介。「あなたが92年コンセンサスを認めないからと言って、国民が認めることを制限するのか?」「92年コンセンサスは語るべき。蔡総統は早く退くべき」「最後はやはり統一する」「中国敵視ばかりで、対立ばかり作り出す政党は台湾民衆に捨てられる」などの意見が出ているという。

記事によると、「外国人に訴える」方法は蔡総統の常とう手段となっているという。これより前、米国の訪問団に対し、「中国大陸が台湾に圧力をかけ続けていることは、国際社会の注目を集めている」と述べていたことや、講話のビデオを欧州議会に送り、欧州各国が中国の圧力に反対する台湾を支持するよう呼びかけ、「台湾は国際社会の支持を必要としている。同じ理念を共有する欧州とともに努力していくことを希望する」と述べていたことを伝えた。

こうした、「外国人に訴える」方法について、中国国務院台湾事務弁公室の馬暁光(マー・シャオグアン)報道官は、「台湾当局が正常な軌道に戻らないなら、外国人に訴える方法は役に立たなくなる」と指摘。「台湾当局が92年コンセンサスを認めず、中台が1つであることを認めないなら、中台関係の平和的な発展の政治的な基礎を破壊することになり、『脱中国化』『独立』などの分裂活動を容認することになる。これは、中台同胞の共同の利益と関係を弱めるもので、08年前の対抗路線に戻ることになる。誰が古い道を行き、悪の道に行こうとしているかははっきりしている。民進党当局は、中台関係が不利な局面になっていることの責任を誰のせいにすることもできない」と語った。(翻訳・編集/山中)

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