ロシア、長大なパイプラインで天然ガスを中国に輸出

Record China    2007年3月22日(木) 13時26分

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2007年3月20日、ロシアのパゾフ中国駐在大使は新華社ネットのインタビューに対し、ロシアと中国の間の天然ガス輸送パイプライン建設が進んでいることに触れ、ロシアは2011年から中国に天然ガスを輸出する事を明らかにした。

2007年3月20日、ロシアのパゾフ中国駐在大使は新華社ネットのインタビューに対し、ロシアが今後毎年中国に天然ガスを300億立方メートル輸出することを明らかにした。パゾフ大使は「我々は中国に天然ガスを提供するプロジェクトを推し進めている。その計画には、アルタイ共和国から中国の新疆までの天然ガスのパイプ敷設も含まれる。このプロジェクトは規模が大きいため資金投入も莫大で、さらに技術面の課題も大きいため、専門家らがさまざまな課題を検討しているところだ」と語った。

明らかになった情報によると、ロシア天然ガス鉱業株式会社は中国に通じる天然ガスパイプを2本敷設し、2011年から中国に天然ガスを輸出する。西のパイプはシベリアで採掘された天然ガスを送り、アルタイを通じて中国新疆まで至り、最後に中国「西気東輸」(中国の西部の天然ガスを東部地区に運送するプロジェクト)のパイプと繋がる。東のパイプはサハリン州で採掘された天然ガスをロシアの極東地区を通じて中国の東北地区に送る。このパイプは全長2800kmで、すでに700km敷設されているという。中露両国の専門家は中国への支線の建設について検討している。

ガスプロジェクトのほか、ロシア極東から中国の東北部へ送電するプロジェクトの第一期の協議が両国間ですでに署名されたことも分かった。パゾフ大使は「中露両国のエネルギー分野における合作はスムーズに進展している」とコメントした。(翻訳:史湘懿/編集・佐々木康弘)

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