台湾の農家が日本にキャベツを売ろうとしたら、台湾当局に足を引っ張られた―台湾メディア

Record China    2018年11月24日(土) 15時0分

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台湾メディアの中時電子報は23日、日本へキャベツを販売するため交渉していた台湾の農家が、台湾当局に足を引っ張られたと伝えた。

台湾メディアの中時電子報は11月23日、日本へキャベツを販売するため交渉していた台湾の農家が、台湾当局に足を引っ張られたと伝えた。

台湾では今年(2018年)、キャベツが豊作で値崩れしている。記事は、農業情報を発信している台湾で有名なブロガーの「Lin bay好油」氏が22日、最近になり日本の顧客とキャベツの輸出について商談したことを書き込んだと紹介。運賃込み条件(CNF)価格を提示したところ、日本の顧客は不満を示し、あるニュースを示してきたという。台湾の農業委員会の陳吉仲(チェン・ジージョン)副主任委員が、台湾農家のキャベツ生産コストはキロ当たり5台湾ドル(約18円)だと述べているニュースで、提示価格は不合理だとの疑いをかけられたのだという。

このため「Lin bay好油」氏は、日本の顧客に対し「あなたたちのサイバーセキュリティー担当大臣はパソコンを使ったことがないのだから、我々の農業副大臣が農業のことを知らなくても当然だ!」と言ってやりたかったとつづったという。

さらに、「一部のキャベツ農家の生産コストが5台湾ドルであるのは確かだ。だが、キャベツは自動で箱の中に入って収穫時に作業員が必要ないとでもいうのか? 作業員は無料なのか? 箱詰めに費用は必要ないのか? 包装場までの移動や規格サイズにするための費用は? これらの費用は1キロ5台湾ドルでは解決できない。コストは商品となった状態で計算すべきで、畑にあるものは商品として完成していない」と指摘した。

記事は、「Lin bay好油」氏が「台湾当局が顧客を探すのを手伝わず、補助を乱発して市場を混乱させるというなら仕方がない。でも、頼むから口を閉ざして現状にそぐわない余計なことを言わないでくれ。お願いだから足を引っ張るようなことはしないでくれ」と懇願していると紹介した。(翻訳・編集/山中)

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