次期指導者・習近平氏の人となり、「軍に入隊しそうになったことも」―香港メディア

Record China    2012年11月14日(水) 20時43分

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12日、中国の次期指導者に選出されるとみられている習近平現国家副主席の、過去に受けたインタビュー記事が紹介された。

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2012年11月12日付の香港紙・大公報(電子版)は、中国の次期指導者に選出されるとみられている習近平(シー・ジンピン)現国家副主席が過去に受けたインタビュー記事を抜粋して掲載した。習氏はメディアに紹介されるのをあまり好まず、福建省長を務めていた時代(2000〜2002年)には、100回以上も取材を断っていたという。

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習副主席が2000年当時、中国共産党青年団の監修する雑誌の取材に応えた際、「最近は誰も彼も『誰が誰の息子だ』『誰はどこの出身だ』と出自ばかり気にする。こうしたことは非常につまらない。誰もが知っていることを今さら、わざわざ他人に吹いて回るつもりもない」と発言し、マスコミに自己アピールすることに嫌悪感を示した。習副主席は、父親に大物政治家の習仲勲(シー・ジョンシュン)氏を持ち、妻は人民解放軍所属の歌手・彭麗媛(ポン・リーユエン)さんである。こうした背景ゆえに、同氏が雑誌のインタビューに応じたのは希少な機会だが、そのうちの一つで、習家の家訓について言及している。

習家では常に、「己所不欲、勿施於人(己の欲せざる所は人に施す勿れ)」「給人方便、自己方便 (情けは人のためならず)」と教えられたという。何事をするにも自分中心の考えではなく、周囲をおもんばかって行動すること。団結さえすれば万事が順調にいき、そうでなければ何事も成し遂げられないと繰り返し言い聞かせられた。政治的な理念は、「お湯を沸かすには小さな火を長く絶やさないようにし、時には少々の冷水も注ぐ。火をたきすぎて熱くなってはいけない」だと話している。

かつて中央軍事委員会弁公庁では国防部長秘書を務めていたが、文化大革命時期は「上山下郷」運動に倣い、地方の現状を把握するため河北省正定県へ下放された。その際、国防部長から「末端組織の実態が知りたいなら地方政府ではなく、野戦部隊にでも行けばいい」と言われ、あやうく軍に入隊する寸前だったと、習氏は話したという。(翻訳・編集/岡田)

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