中印国境地帯で多数目撃されているUFO、中国軍が飛ばしたランタンだった!?―インド

Record China    2012年11月13日(火) 19時54分

拡大

12日、中印国境地帯でこの3カ月間に多数目撃されている未確認飛行物体について、インドの情報機関は「中国軍が意図的に飛ばしたランタン」とみなしている。写真は中印国境の中国兵士。

(1 / 8 枚)

2012年11月12日、環球時報(電子版)によると、インドメディアは過去3カ月に中印国境地帯で100件以上目撃されている未確認飛行物体(UFO)について、中国軍が意図的に飛ばしたランタンの可能性が高いと伝えた。

その他の写真

プレス・トラスト・オブ・インディアによると、インド国境警備隊は中印国境地帯の町から160km離れたラダック地区のバンゴン湖上空に黄色く光る複数の飛行物体を確認したと政府に報告。現地のインド第14師団は高度な警戒態勢に入った。多くの専門家や科学者も現地入りし、インド空軍とともにこの飛行物体について研究。レーダーではいかなる信号も捕獲できず、一部の飛行物体は中国領土内のみを飛行していたという。

情報筋によると、インド陸軍は熱感知追撃ミサイルで飛行物体を打ち落とすことを提案したが、最終的にはこの案は却下された。国境地帯では1962年の中印国境紛争以来、銃声が聞こえることはないからだ。結局、インドの情報機関がこの飛行物体をランタンと特定。中国軍が「心理作戦」として明け方や夜間に飛ばしているものだと判断した。インド天文台などの報告では、これらの飛行物体は出現後12〜18分で消滅。墜落したような痕跡は見つかっていない。インドの科学者や軍事専門家はこれらのランタンを「中国側の小細工」と判断。高度500〜2000mの位置まで飛行物を飛ばす中国側の目的について、「国境地帯のインド兵士をかく乱するためだ」と指摘している。(翻訳・編集/本郷)

ランタン:チャイニーズ・ランタン(英)、孔明灯(中国)、天灯(日本)とも呼ばれる熱気球の一種。諸葛亮孔明が発明したと伝えられる。主な作り方は大型の紙袋の底部を竹で形成し、油を染み込ませた紙などを針金で底部に固定。それを燃焼させて紙袋内の空気を加熱して上昇させるというもの。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携