テレビは革命ドラマばかり、党大会の盛り上げ図る―中国

Record China    
facebook X mail url copy

拡大

9日、中国で共産党大会が開催されているが、期間中のテレビ番組は革命を題材にしたドラマばかりとなっている。写真は革命ドラマの記者会見。

(1 / 8 枚)

2012年11月9日、ラジオ・フリー・アジア(RFA)中国語サイトによると、中国で胡錦濤(フー・ジンタオ)氏から習近平(シー・ジンピン)氏への政権交代が予定される中国共産党第18回全国代表大会が開催されているが、期間中のテレビ番組が「革命」を題材にしたドラマばかりとなっている。

その他の写真

大都市から地方に至るまで、どのテレビ局でも革命を題材にした「赤色番組」を大量に放映することで、中国共産党は中国を統治することの根拠や合法性をアピールする狙いがあるとみられ、中国共産党機関紙・人民日報は胡錦濤氏の進めた「科学的発展観」や、建国、革命などを題材にしたものを始めとする一連の番組が「党大会期間中の気運を盛り上げている」と報じている。

しかし、こうした番組に興味を示すのは昔を懐かしむ高齢者層だけで、若者の多くはこうしたプロパガンダ番組にはまったく関心がなく、ある26歳のOLはネットで米国の連続ドラマ「プリズン・ブレイク」を見直すつもりだと話している。

また、メディア企業の調べによると、湖南衛星テレビのような若者が多く視聴するチャンネルで「赤色番組」が放送されると視聴率が明らかに下がるという。しかし、政治的な理由から各テレビ局は視聴率を犠牲にしてもそうした番組を放送し、あるいは視聴率を改ざんせざるを得ない場合もあるのだとメディア・アナリストは話している。(翻訳・編集/岡田)



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携