2012年11月8日、シンガポール華字紙・聯合早報（電子版）は、イタリアの高級ヨットメーカーのフェレッティ・グループが拡大する中国での需要にこたえるため、2014年に中国ブランド1社を買収する計画だと伝えた。フェレッティ・グループの筆頭株主は中国の山東重工集団である。

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フェレッティ幹部のフェルッチョ・ロッシ氏は、「中国のブランドやメーカーを通じて、中国の中産階級のために全長6〜8mの小型ヨットを生産したい」との意欲を示した。同氏によると、買収の時期は12〜18カ月後になる見込みだという。フェレッティ・グループはさらに、今後3〜4年以内にアジア株式市場への上場も検討中だ。

今年1月、中国山東重工集団傘下のディーゼルエンジンメーカー、ウェイチャイパワー（［シ維］柴動力）がフェレッティ・グループの発行済み株式75％を取得。同社はフェレッティに3億7400万ユーロ（約374億円）を投資、そのうち1億9600万ユーロ（約196億円）が債務融資であった。残り25％の株式はロイヤル・バンク・オブ・スコットランド（RBS）と米投資ファンドのストラテジック・バリュー・パートナーズが所有している。（翻訳・編集/本郷）