マラソン大会の国旗騒動、運営会社の「KY」見解にネットで批判殺到

Record China    2018年11月21日(水) 15時30分

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18日に蘇州で行われたマラソン大会での「国旗投げ捨て」騒動が物議を醸す中、大会を主催した企業が「レース中の選手に国旗を渡す規定は変更することはない」との見解を示し、中国のネット上では批判が殺到している。写真は蘇州マラソン大会。

18日に蘇州で行われたマラソン大会での「国旗投げ捨て」騒動が物議を醸す中、大会を主催した企業が「レース中の選手に国旗を渡す規定は変更することはない」との見解を示し、中国のネット上では批判が殺到している。

同大会のレース終盤、残り数百メートルというところでアフリカ人選手とトップを争うデッドヒートを繰り広げていた中国の何引麗(ハー・インリー)に、ボランティアが突然駆け寄り中国国旗を手渡した。ペースを乱され失速したため、何は国旗を投げ捨てて(本人は落としてしまったと説明)後を追ったが、結果は2位だった。

その後、一部で「国旗を投げ捨てるとは何事だ」という批判が出たことから愛国論争に発展したが、多くは何の行動に理解を示し、「終盤にトップの中国選手に国旗を渡す」という規定を設けていた大会主催者側への批判の声が高まった。

そうした中、大会を運営していた智美体育集団の担当者が記者の質問に答えた。同担当者は「(選手が)国旗をまとってゴールするのは慣例で、選手へのおもてなし」「国旗をまとってゴールするシーンは非常に心を揺さぶる。スポーツ選手の国家への感謝を表している」などと説明。「選手に強制はしない」としながらも、「規定を変えるつもりはない」との見解を示した。

中国中央テレビ(CCTV)や専門家、そして何自身も、レース中に国旗を渡すという規定に疑問を投げ掛ける中で、まさに「KY」とも言える見解を示した主催者に対し、ネット上では「恥知らず」「主催者に全く常識がないとは」「もうこの大会をボイコットするしかないな」などと批判の声が殺到している。(翻訳・編集/北田

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