人民網日本語版 2018年11月22日(木) 5時20分
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中国国家郵政局のモニタリングデータによると、ダブル11(11月11日のネット通販イベント)におけるEC業者の注文書取扱量は前年同期比25.12%増の13億5200万件に達した。
10億個の宅配便荷物とはどれほどの量になるのだろうか?米国における20日間分、英国においては実に4カ月分の宅配便取扱個数に相当し、さらに中国の2006年の通年における宅配便取扱個数にも匹敵する量となる。
この約10年間で、中国の宅配便取扱個数は3800倍以上という凄まじい勢いで急増している。
その膨大な数の荷物を、配達員が1個1個配達していかなければならない。ECサイト・天猫の統計によると、宅配便荷物1億個を配達するのに13年は9日間かかっていたものの、17年には2.8日に短縮され、今年はさらに短縮されたとしている。
中規模の宅配便会社で配達員として働き、今年4回目の「ダブル11」を迎えた隰さんは、「今年は去年の3~4倍の量。会社は自動化設備を導入し、物流效率も大きく向上したが、毎日午前6時から午後10時まで働くのが、『ダブル11』後の常態だ」と話す。
隰さんは1日におよそ300個の荷物を配達し、300~400回電話をかける。そして、1日あたりの歩数は5~6万歩で、約40キロに相当するため、毎日フルマラソンをしているようなものだ。彼が使う電動宅配バイクも1日当たり50~60キロ走行するため、バッテリーを3~4回は交換する必要がある。
この時期1日3食は全て買い食いで済ませ、配達しながら食べ、トイレに行く時間を節約するため、水もできるだけ飲まないようにしているという。
こうした状態が今月20日前後まで続き、ようやく落ち着くころには、「ダブル12(12月12日のネット通販イベント)」やクリスマス、元旦、春節(旧正月)など、再び取扱い荷物数が増える大きなイベントが次々とやってくることになる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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