韓国が潜水艦にサムスンのリチウムイオン電池を採用―米誌

Record China    2018年11月21日(水) 19時50分

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20日、中国時報は、韓国防衛事業庁の発表によると、韓国は次世代潜水艦にリチウムイオン電池を搭載する予定だと伝えた。写真はサムスン。

2018年11月20日、米国防専門誌「ディフェンス・ニュース」は、韓国防衛事業庁の発表によると、韓国は次世代潜水艦にリチウムイオン電池を搭載する予定だと伝えた。従来の鉛蓄電池と比べ潜水時間を2倍に伸ばせるという。

記事は、「韓国防衛事業庁は、現在の通常動力型潜水艦をリチウムイオン電池に変更する方針であることを発表した。30カ月にわたる研究開発を経て、大型のリチウムイオン電池の開発に成功し、すでに技術性能評価に合格しているという」と伝えた。

その上で、サムスンは世界最大のスマートフォンメーカーであると紹介。スマートフォンにはリチウムイオン電池が使用されているため、サムスンは世界最大のリチウムイオン電池供給業者でもあるとした。そして「韓国は、次世代潜水艦KSS―3を建造中で、現在のところ3隻が進水したが、別の3隻の潜水艦にはリチウムイオン電池を採用する」と伝えた。

韓国防衛事業庁によると、リチウムイオン電池は値段が高いのに不安定であると考えられていたため、これまでは潜水艦に使用していなかったが、長年の研究開発によって満足できるだけの安全性を確保できるようになったという。

関係者は、「潜水艦用のリチウムイオン電池は、まず安全性が重要だ。ある程度蓄電量を減らすことでより高い安全基準を確保できた。また、新たな電池は爆発や海水、火災、及び極端な温度などの劣悪な条件でのテストも経験している」と語ったとのこと。

しかし記事は、日本の潜水艦はすでにリチウムイオン電池を採用した潜水艦を運用していることを指摘。「そうりゅう型潜水艦は、すでにGSユアサが開発したリチウムイオン電池を使用している」と紹介した。(翻訳・編集/山中)

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