大気汚染改善のため河北省の路線バスが無料に、中国ネット「無料から有料に戻す時に大騒ぎになる」

Record China    2018年11月24日(土) 16時0分

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20日、新浪新聞の微博アカウント・頭条新聞は、河北省滄州市で、大気汚染改善のために路線バスを無料にする政策が実行されたと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

2018年11月20日、新浪新聞の微博(ウェイボー)アカウント・頭条新聞は、河北省滄州市で、大気汚染改善のために路線バスを無料にする政策が実行されたと伝えた。

記事によると、滄州市は大気汚染の改善と交通量緩和のため、18年11月15日から19年3月15日まで、市内を走るすべての路線バスを無料にすることを決定した。今回の無料政策は乗車回数に制限がなく、市民は何度乗り換えても無料で乗車でき、費用はすべて滄州政府が負担するという。中国では自家用車で移動する人が多く、大気汚染の一因になっていると言われている。

これに対し、中国のネットユーザーから「こういう政策は市民の益になる」「このような政府にいいねを送る。すべての政府が本当に市民のことを考えた政策をすれば、ほかの問題も解決できると思う」「無料という言葉に多くの人の心は動かされる。もっと宣伝した方がいい」など、称賛するコメントが多く寄せられた。

一方で、「大気汚染の原因は産業構造が悪いからだと思うが」「車を持っている人はやっぱり車に乗るよ。駐車料金は1日10元~50元(約160円から800円)する。わずか2元(約32円)のために車に乗らないわけがない。大気改善するならやはり工場からの排出を解決しないと」「必要なのは数元のお金ではなく、便利かどうかと混んでいないかどうか」など、効果を疑問視する意見も少なくなかった。

ほかには、「バスが無料になったら、多くの高齢者が大挙してバスで遊びに行くようになるんじゃないか」「無料でバスに乗れるようになると、再び有料になった時に大騒ぎするだろう」と、問題点を指摘するユーザーもいた。(翻訳・編集/山中)

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