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「羅針盤から北斗まで、中国の知恵が一帯一路のためにナビ」―衛星2基打ち上げで中国メディア

配信日時:2018年11月21日(水) 10時50分
「中国の知恵が一帯一路のためにナビ」―衛星打ち上げで中国メディア
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中国は19日北斗3号シリーズの衛星2基を打ち上げ軌道投入に成功した(写真)。新華社は同日「方位磁針から北斗まで、中国の知恵が一帯一路のためにナビゲーション」と題する記事を発表した。
中国は19日未明、運搬ロケット長征3号Cに北斗3号シリーズの衛星2基を搭載して打ち上げ、予定軌道への投入に成功した。新華社は同日「方位磁針から北斗まで、中国の知恵が一帯一路のためにナビゲーション」と題する記事を発表した。

中国は北斗計画により、米国が運用する全地球測位システム(GPS)と同様のシステムを完成させようとしている。計画は3段階に分かれ、北斗1号、同2号、3号と分けられている。

北斗1号は、初歩的な実験のためで、衛星4基が打ち上げられ、うち3基は機能させることができたとされる。ただし、静止衛星を利用したなどで、地上/海上における利用可能な場所は中国とその周辺に限定された。北斗2号では20基近い衛星が打ち上げられ、利用可能な範囲も全地球に広がった。

北斗2号の衛星打ち上げは2018年7月にも実施されたが(成功)、中国はそれ以前の2015年から北斗3号として、新たなシリーズの衛星打ち上げを始めた。最初は「北斗3号試験システム」として衛星5基を、2017年11月からは「北斗3号簡易システム」として18年3月までに8基を、18年7月からは「北斗3号基本システム」として、11月19日の2基同時打ち上げで計11基を軌道に乗せたと見られている。

新華社は現地時間19日午後8時前に発表した文章で、「中国は(2018年)年末には、『一帯一路』国家に対して基本的なナビゲーションサービスを提供する。2019年から2020年までに、中国はさらに11基の北斗3号衛星を打ち上げる。その時点で、世界のいかなる場所でも、北斗が提供する高精度・高信頼性のナビゲーションサービスが使えるようになる」と論じた。

記事は、北斗計画の推進幹部のひとりである謝軍副総設計師が、「中国の北斗システムは独自の技術系統から出発し、国際衛星ナビゲーションシステムと中国の知恵に貢献した」と述べたと紹介。

宇宙開発のような技術主体の大型プロジェクトでは、「計画成功」という直接の成果以外に、進行の過程でさまざまな分野に応用可能な技術や経験の蓄積を得られることが珍しくない。記事は特に触れていないが、謝副総設計師の「中国の知恵に貢献」の言葉からは、北斗計画の推進によって中国が多くの“副産物”を得たことを示すと言ってよい。

なお、見出しで使った「知恵」は「中国が世界に発揮した智慧」の意で、本文中にある謝副総設計師が語った「知恵」は「中国が得た知恵」で、意味するところに違いがある。

記事よると、北斗3号の副総設計師の王金氏は、北斗3号を含めた中国の宇宙開発について「“外人”がどうやったか? との問題提起で答えを探し出せることは、どんどん少なくなっている」などと述べたという。この発言からも、かつては外国の技術を模倣することが多かったが、現在は独自の技術を経験を追加している中国の宇宙開発の現状を読み取ることができる。

記事は、北斗システムを応用/利用した製品は70カ国以上に採用されていると紹介。30カ国以上は「一帯一路」の沿線国家として、実例としてパキスタンの交通運輸関連や港湾管理、ミャンマーの土地計画や河川運輸管理、ラオスの農業管理や病虫害監視、ブルネイの都市現代化やスマート観光を挙げた。

記事は、「中国の古人が発明した羅針盤は、大航海時代を押し開けた。中国は今や、まさに北斗衛星ナビゲーションシステムを建設し、各国の経済貿易や科学技術交流を推進し、全人類に幸せをもたらしている」と、自国の科学技術が全世界に貢献していると強調した。(翻訳・編集/如月隼人
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