高速鉄道がロシアとの国境まで、哈牡高速鉄道のテスト運行開始―中国

人民網日本語版    2018年11月20日(火) 23時40分

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中国鉄路哈爾濱(ハルピン)局集団有限公司は18日、中国の高速鉄道網「八縦八横」のうち、最も北の「一横」に属するハルピンと牡丹江を結ぶ哈牡高速鉄道がテスト運行の段階に入り、今年末には正式に開通する見込みであることを明らかにした。

中国鉄路哈爾濱(ハルピン)局集団有限公司は18日、中国の高速鉄道網「八縦八横」のうち、最も北の「一横」に属するハルピンと牡丹江を結ぶ哈牡高速鉄道がテスト運行の段階に入り、今年末には正式に開通する見込みであることを明らかにした。また、同鉄道と接続することになる牡丹江と綏芬河を結ぶ牡綏鉄道も速度をアップした運行テストを同時に実施しており、高速鉄道が間もなく、ロシアとの国境沿いにある綏芬河駅まで到達することになる。中国新聞網が伝えた。

全長293キロ、設計速度250キロとなる哈牡高速鉄道の工事は2014年12月に始まった。全線にわたり橋梁108本、トンネル39本が設けられ、正式開通後は、ハルピンと牡丹江をこれまでの4時間17分から約2時間で結ぶことになる。

運行テストは30日間にわたって行われ、高速列車の運行パラメーター測定、故障時を想定したテスト、緊急時訓練、ダイヤに基づく走行、沿線設備・施設の検査、システムの安定性や能力の測定などが実施される。そして、正式開通に向け、全ての条件を整える。

哈牡高速鉄道は、亜布力スキー場や横道河子の映画村・威虎山影視城など、黒竜江省の人気観光地ポットを通過するため、開通後はこうしたウインター観光の際に利用可能な路線となる。

その他、同鉄道と接続することになる牡綏鉄道も速度をアップした運行テストを同時に実施しており、高速鉄道が間もなく、ロシアとの国境沿いにある綏芬河駅まで到達し、新時代における中国の東北地方の振興促進や中国とロシアとの貿易、交流の加速にも拍車がかかることになりそうだ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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