「日本の生活は洗練されている」中国人留学生が語った日本での留学生活―中国メディア

Record China    2018年11月18日(日) 21時25分

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17日、海外網は、中国人留学生が語った日本留学の苦楽について紹介する記事を掲載した。

2018年11月17日、海外網は、中国人留学生が語った日本留学の苦楽について紹介する記事を掲載した。

記事が紹介したのは、17年9月から日本での留学生活を始めた王昭●(●=王へんに「月」、ワン・ジャオユエ)さんだ。慶應義塾大学の別科で日本語を学んでいるが、日本留学での生活を振り返ると、日本文化探索という興味深い面がある一方で、不慣れなことによる挑戦も多くあったという。

王さんは、中学生のころから日本のアニメや映画に興味を持ち、「日本の流行文化に惹かれていった」という。中国伝媒大学に入学した王さんは、ずっと日本に行きたいと思っていたが、4年生の時にチャンスが訪れ、日本へ行って日本語を学ぶことにした。

日本へ行く前から独学で日本語を学んでいた王さんは、留学前にすでに日本語能力試験N2(日常的場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解できるレベル)に合格していたという。留学前にも日本旅行へは何度も行っており、日本の古代建築やファッション、音楽、茶道、桜などが好きで、これも日本留学を決めた要因になったと語っている。

日本に来てすでにある程度の期間が過ぎたが、「まだ完全には日本の生活に適応できていない」という王さん。言葉の壁や生活費の高さが圧力になっており、「衣食住は便利だが、現地に溶け込むのは難しいことに気が付いた」とも述べている。

独学で日本語を学んでから日本に来たものの、「やはり日本語は難しい。日本人と普通に交流し、日本社会に溶け込むためには、私の言語能力ではまだ足りない」と感じたという。そのため、まずは日本語レベル向上に全力を注ぐことにしたと述べている。

学校の近くに部屋を借りた王さんは、家賃が高く生活費も高いため「経済面での圧力が大きい」と感じており、これに加えて異国の地での孤独もストレスになっているという。しかし、それでも前向きにとらえ、「以前に考えていたほど留学生活は楽ではなく、大変なことも多いが、この経験が自分を自立させて強くし、今あるものを大切にすることの大切さを教えてくれる」と語っている。

日本での生活を通し、「日本人の生活は洗練されている」ことに気が付いたという王さん。自分のイメージには常に気を付けているつもりだったが、日本に来て自分はまだまだだと気が付いたという。授業に遅れないよう部屋をあまり片付けずに出かけることもあったが、「日本では片付けないで出かけることは、他人に対する敬意の欠如になる」と述べている。また、日本ではごみの分別をきちんと行っていることが印象的で、良い影響を受けたという。

最後に王さんは、留学を検討している学生に向けて「よく考えた方がいい」とアドバイスしている。「多くの留学生は、単に外へ行ってみたいというだけで留学するが、それなら旅行で十分だ。留学は勉学がメインであり、理性的に考えるべきだ」と指摘。「留学生活は決して楽ではなく、出国後は何でも自分でしなければならない。生活と勉強のストレスが常にあり、明確な計画がないならすぐに滅茶苦茶になってしまうので、よく考えて決定すべきだ」と語った。(翻訳・編集/山中)

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