2012年11月7日、フランス誌ル・ヌーヴェル・オプセルヴァトゥールによると、スイスの高級時計メーカーが、龍や虎のデザインの腕時計を販売するなどむやみに中国市場に迎合することが将来のスイス時計業界にとって正しいのかどうか頭を悩ませている。8日付で環球時報が伝えた。

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急成長する中国市場に照準を合わせ、スイス高級時計メーカーのヴァシュロン・コンスタンタンはこのほど、中国の十二支をデザインした数量限定の腕時計を発売した。ジャケ・ドローも龍と虎のデザインの時計を発表するなど、スイス時計業界では中国人の好みに応じた限定バージョンの高級時計の発売がすでに当たり前の状況になっている。

一方で、中国人の好みは驚くべきスピードで変化し、中国の時計業界もすさまじい勢いで進歩している。これに対し、スイス時計メーカー・ウブロのオーナーは「われわれは中国市場に左右されるべきではない」と話す。同社は毎年100種類以上の時計をデザインしているが、中国市場向けは2〜3種にすぎないという。また、スウォッチの関係者は「中国式スイス時計は賢い選択ではない」と語り、スイス時計業界は日々進歩する中国時計業界に追い越されることを考え、十分な準備をすべきであると指摘している。（翻訳・編集/HA）