中国初の輸入博、大企業から中小企業まで手応え感じた日本―中国メディア

人民網日本語版    2018年11月16日(金) 17時0分

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第1回中国国際輸入博覧会で、日本企業は国別で最大規模となる企業と団体が出展した。

第1回中国国際輸入博覧会で、日本企業は国別で最大規模となる企業と団体が出展した。日本のとりまとめ機関であるジェトロは5つの展示会場に「ジャパン・パビリオン」を設置し、中小企業を中心とした出展をバックアップ。このほかにも大企業から中小企業まで各展示エリアに実に多くの日本企業が出展した。今回人民網では博覧会での手応えなどについて出展した日本企業に取材した。

■開放進む中国市場での可能性やさらなる市場開拓が出展の動機

三菱電機株式会社執行董事で中国総代表の富澤氏は「高速発展から質の高い成長へと方向転換を進め、新たな市場を開放して、さらに多くの国際的な共業を進めていくという考え方は非常に素晴らしい」と現在の中国経済を評価し、これまで長年にわたって進めてきた合弁などを今後さらに発展させたいという思いから同博覧会出展を決めたとした。

また、今回が初めての中国進出となる株式会社ドウシシャは、今回の博覧会を「中国市場で受け入れられ、永続的にビジネスが拡大していくための入口」と捉え、日本企業の作り上げる素晴らしい商品が中国本土で広く取り扱いされることに期待し、出展を決めたという。

ジェトロのジャパンパビリオンに出展したアツギ株式会社は、「ジェトロが日本語サポートを提供している点とアクセスしやすい上海が会場だったため」としているように、各ジャパンパビリオンには今回が初の中国進出になるという企業も多く、これまでは日本国内でしか購入できなかった商品が数多く出品されていた。

■規模の大きさと来場者の熱心さ、「予想外」の反応得た日本企業

「中国国内で多くの展示会に出展してきたが、これほどの規模のものはかつてなく、われわれの予想を遥かに超えた効果が得られた」と語るのは不二越(中国)有限公司の副総経理でロボット事業センター営業総監の劉暁兵氏。

株式会社ドウシシャではブースへの来場者の多さに、説明するスタッフの手が間に合わない状況が見られたとし、「匠の饗宴」をテーマに日本の食品を集めて出品したパビリオンに設けられた北海道のソフトクリーム試食ブースでは長蛇の列もできるほどの盛況ぶりを見せ、中国における日本商品に対する変わらぬ人気の高さをうかがわせた。

■来年以降の参加の意向は?

今回は第1回目ということもあり、出品内容や規模など模索しながらの出展となった各社。各ブースでの来場者の熱心な反応に、来年以降も参加する意向をすでに表明している企業もみられ、今後も中国の開放政策と共に、同博覧会は日本企業にとっても中国市場を開拓する上で、重要な交流の場となるのではないだろうか。(提供/人民網日本語版・文/玄番登史江)

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