2012年11月6日、米華字ニュースサイト・多維新聞によると、8日に開幕する第18回中国共産党大会を控えて北京市内に1日開設されたプレスセンターに、1980年代の改革派指導者で相次ぎ失脚した胡耀邦（フー・ヤオパン）、趙紫陽（ジャオ・ズーヤン）両元総書記の写真が展示された。趙氏の写真は3日に撤去されたものの、両氏の再評価につながる可能性もあるとして内外の憶測を呼んでいる。

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さらに、中国がインターネット規制の一貫として、検索エンジンで使えなくなっていた「趙紫陽」の3文字も“解禁”されたことが判明。関係者の間には、1989年6月の天安門事件のキーパーソンだった両氏に対し、当局が評価を変えるのではないかとの見方もある。

さらに、中国各氏が最近こぞって胡氏の息子の胡徳平（フー・ダーピン）氏、趙氏の娘の王雁南（ワン・ヤーナン）氏の談話を紹介していることも内外の注目を集めている。これらの微妙な変化から、当局が天安門事件に対する「新たな見方」を示すシグナルではないか、との指摘も出ている。（翻訳・編集/AA）